ロンドンオリンピック開幕。
かつて、世界の中心だったイギリス。そして私が小学生のころから、あこがれた洋楽の世界は、ほとんどイギリスのミュージシャンばかりだった。
ビートルズは次々にヒット曲を世に出し、新しい音楽を創り出していった。ちょっと不良っぽいRストーンズの激しいビートに思わず身体が揺り動かされた。そして、レッドツェッペリン、ピンクフロイドやクィーンも独自の音楽で楽しませてくれた。最近では、U2がメッセージソングを世界中に発信していた。
今回の開会式では、ポール・マッカートニーがHey Judeを歌ったらしい。
「全てをひとりで背負い込むことはない。 君はクールを気取っている奴は馬鹿だって知っているだろ? それは人生を少しつまらなくするだけさ」
そう、そのとおり。
カテゴリー: 書籍・音楽
買うべきか、待つべきか?
先着1名さま
ネットラジオ
当店のBGMは、ネットラジオを使っています。
もちろん、理想は自分の好きな音楽を、その日の気分に合わせてかけたいのですが…著作権という障害があります。
はっきり言って、私は今の日本での著作権の乱用(あえて乱用と言う)は異常ではないかと思う。
実態として、私が、自費で購入したCDを自由に店でかけることもできないのです。そして、たとえば私が店で、お客さんを前にAKBの歌を歌う(歌うことは絶対ないが)のも違法となるのです。
JASRACという組織などは、その著作権を管理するということで、事業をおこなっているわけで、その管理費は膨大なものになります。
もちろん、製作者個人やグループ・組織が、多くの時間と費用と労力をかけて作成したものを、利用者がみな無料で使うというのなら、製作者の生活費の保障もできなくなることになり、製作継続ができなくなり、文化的損失につながる。と言うことはわかるのです。だから全部無料で…とは言わない。自分で買ったCDを自分の店でかけてもいいのでは?
過ぎたるは及ばざるがごとし…と言うより、狩りをしたライオンの影に隠れて、餌に群がるハイエナどもが、次々と新しい獲物を求めるのに似ている…ように思える。文化を楽しむ権利に課金して儲ける。それは製作者だけに与えられる権利でいいのでは?
そうしないと、かえって文化的損失が…違いますか?
「雨」
今日は、朝からズート雨。時に激しく、時に小降りに。しかし途切れることはない。
多少の雨は嫌いではないし、潤いを与えてくれる雨はむしろ好きなんだけど‥。
しかし、ここまで降り続くと、ちょっとグッタリ。そして湿気がすごい。こんな雨が降り続いて湿度が高いと、体調も精神もフニャフニャに湿気を含んでカビが生えそう。
で、思い出したのが、モームの短編「雨」。
熱帯のホテル、長雨で、何日も足止めされた観光客たち。その中に誰からも尊敬される敬虔な神父。そして、みんなから蔑まれる娼婦。
神父は時間をかけて娼婦を説得し、神の教えを説き、救い出そうとする。しかし、熱帯の長雨が続く中‥。キリスト教文化圏で、この作品を発表したモームの勇気に敬服する。
龍と春樹
休みだったので、自転車で図書館まで。涼しくていい気持ち。
目当ての本の閲覧を終わり、1Q84のBOOK3 が返却になってないか、近代文学コーナーへ。
作者の50音順で探す……ム、厶ラ、ムラカミ、ムラカミハルキ…んー1Q84は…。やっぱりない。
ふと目に入ったのは同じ村上だが、村上龍の「半島を出よ」。おおっ、5~6年前に評判になって、読んでみたいなぁと思ってて忘れてた作品だ。
村上龍という人物は好きになれないが、作品は好きだ。
村上春樹の作品が無機質で汗や血の匂いのないエリートと美女たちの結論のはっきりしない物語なのと対照的に、龍の作品は人間臭く、汗と血が飛び散る「犯罪者」と落ちこぼれと一般人のリアリティ。
さっそく読み始める。やっぱ、おもしろい。北朝鮮「反乱軍」の電撃的福岡進駐。日本政府のうろたえと失策で、じょじょに占拠された住民たちは反乱軍にシンパシーをいだき始める。
うん、ありうる。さあ、これからどうなるか…
本を持って、ひさしぶりに湯浅へ。物語の展開が進むと天候もだんだん荒れ模様に。雷と激しい雨。なかなかの演出だな。
時間旅行
ドリームカムトゥルーのたしか20年くらい前の曲を突然思い出した。そう、2012年の金環食。
(以下、ドリカム「時間旅行」より一部引用)
Huw…シャツの背中 風が抜けてはふくらんだ
くすぐったそうに振り向いた あなたを観てたら
すごくいいこと思いついた 聞いてね
指輪をくれる? ひとつだけ 2012年の
金環食まで待ってるから とびきりのやつを
忘れないでね
そうよ 太陽の指輪(リング)
(引用終わり)
吉田美和の歌声が頭の中で響き渡る。
明日(今日?)の金環食は見られそうもないけど…この曲を思い出せただけでもよかった。
追記:金環食見ることができました。ちょっと曇りがちだったので雲のおかげで直接見ることが出来ました。(良い子はマネをしないように)
猥褻
レディガガのインドネシアコンサートが中止になったそうだ。
理由は「『わいせつ』だから」(ジャカルタ警察報道官)
わいせつと芸術とエロスとセクシーは、ほとんどボーダーレスで主観が基準になりやすい領域ですねぇ。
イスラム教徒が多いインドネシアでは、女性の肌の露出は問題視されるだろうな。セクシーな動き(ダンス)も忌み嫌われるのは、理解できないでもない。
かつて、マドンナが十字架を使ったコンサートで、欧米各国から非難されたのと似てる。キリスト教圏では、イエスのシンボルとも言える十字架は神聖なものだ。
個人的には、タブーへの挑戦として、この2つの「事件」は興味をもつけど、イスラムやキリスト教に関心の薄い日本では、疑問は持たれても文化の違いに興味はもたれないかも知れない。
でも、日本(大阪)では刺青が問題視されている。公務員は刺青をすべきでないとされる。個人的には刺青は嫌いだけど、強要・強制されるものだろうか。
もちろん、刺青を使って子どもを脅すという行為は、モラル以前の犯罪(恐喝罪)であって絶対に許されないが、ファッションとしてのタツゥーも配置換えの対象にされるようだ。
刺青(タツゥー)があっても、真面目で一生懸命な公務員と、刺青はないけど、働かず、問題行動の多い公務員は、どっちがいいのか。日本にも原理主義的な動きが出てきたなぁ。
ヤナーチェク
数年前、クラッシクのCD売り場に異変が。
ドラマ(元はアニメ)の「のだめカンタービレ」で使われた曲が売れた。それはいいとして、そのドラマのオケのCDまで作られ、売れた。はぁ?
まあ、それまでクラッシク音楽などまったく興味のなかった若者達が、クラッシクを聴く(聞く?)機会が増えたのはいいことだなぁと思っていたが、やはりすぐに下火に。
その後意外だったのは、ヤナーチェク。彼のシンフォニエッタが急遽増産。もちろん、村上春樹の陰謀(失礼!)だ。
かなり、コアなクラッシクファンでないと聴いたこともない曲。ヤナーチェクの名前だって、作曲家というより、自分の孫くらいの歳の女性に恋をした変人(また失礼!)としてのほうが有名だったのでは?
彼のシンフォニエッタも、けっして素晴らしい曲と言えないのでは(個人の感想です)?
今、読んでいる「1Q84」では、よく主人公が聴いている。なぜ、この曲が選ばれたのか?ドビュッシーやサティのほうがぴったりするのでは?マイナーなほうが読者の興味をひくのか?
で、暖かくなってきたので、レアチーズケーキです。