今月のお勧め珈琲

今月のお勧め珈琲はコロンビアスプレモです。

 南米大陸の北西に位置し、日本の3倍ほどの面積で人口4200万人が住み、3000m級のアンデス山脈が全土に位置します。そのため山岳高原地帯が大半を占めてます。
19世紀の初めにスペインから独立宣言し、20世紀の初めには隣の中米パナマと分離独立しました。言語はスペイン語が使われます

 年中どこかの地域でコーヒーの収穫が行われている国コロンビア。 地質・気温ともにコーヒー栽培に好適な国土を持っていますので、かつてコーヒー生産量はブラジルに次世界2位でしたが、現在ではベトナム、インドネシアに続き第4位です。
 農園数は30万にも及びますが農園の多くが傾斜面に位置している事もあり、その70%は小規模な農園で面積比率では30%でしかありません。
 その中で、エリアを限定し、昔ながらの生産・手摘みによる収穫を行う事によって、品質の安定を実現したコロンビア スプレモが収穫されます。また、昔ながらのロバを使った農園からの輸送が今でも行われています。
 最近も、自然環境の変化で、生産量が大幅に減った年がありましたが、昨年、今年は、収穫に問題ないようです。
 しかし、中米・カリブ海に広がったサビ病(葉が茶色になって光合成ができなくなり枯れていく病気)の影響が心配されています。

 粒の大きさを表す、スクリーン17以上が80%の大粒な豆をスペイン語で「最高級」を意味する『スプレモ』と称します。
 放縦なコクをベースに浅煎りから深煎りまで特徴的な香味を持つのでストレートでも美味しいが、他の豆との相性も良くマイルドタイプのブレンドとしてもよく用いられます。独特の香りはすばらしく、酸味の良さは定評があります。

  コロンビア スプレモ
          通常価格(100g)360円を5月31日まで、340円で提供

今月のお勧め珈琲

今月のお勧め珈琲は、インドモンスーン。
実は、このインドモンスーンは、「まぼろしの黄金コーヒー」の異名があります。
 かつて大航海の帆船の時代(15世紀~17世紀)、コーヒーをインドからヨーロッパの港まで輸送するのに約半年かかりました。
 この長い航海に、船倉に保管されたコーヒー豆は船倉で通常の緑色から黄金色(黄色)に変わり、独特の香味を持つようになりました。
 時代は蒸気船の時代に代わり、スエズ運河が開通すると、インドからヨーロッパまでの航海日数は大幅に短縮され、このコーヒーは姿を消しました。                    
  しかし、ヨーロッパのコーヒー愛好家は、かつてのインドコーヒー独特の香味を懐かしみ、黄金色のコーヒーを求める声は、年々大きくなりました。
インドは、この要望に答えるために5~6月に吹く南西の貿易風(モンスーン)を利用したモンスーンコーヒーの生産を始めました。
 水洗処理していない高級アラビカ・コーヒーを風通しの良い倉庫で広げ4~5日乾燥させます。 そして、時々かき混ぜ、袋に詰めていくつもの列に並べます。
 列と列との間は十分にひろげモンスーンがコーヒーの列を絶え間なく、均一に吹き抜けるようにします。1週に一度コーヒーを袋から出して詰め替え6~7週間経つとコーヒーは黄金色に代わり、
 インド産のコーヒー豆は輸出が少なく、多くが国内で飲まれています。マラバールは、インド南部のコーヒー生産地域の名前です。   

 酸味も苦味もマイルドな独特の香ばしい『黄金のコーヒー』は独特です。他の珈琲にない特色をこの機会にお試しください。
 店内にある普通のコーヒー生豆と比べるとインドモンスーン生豆の色の違いがよくわかります。現物をぜひご覧ください。

 インド モンスーン マラバール を通常価400円 を 380円(100g)で提供します!