9周年

7月15日で、開店9周年を迎えました。

皆様のご愛顧とご協力に感謝いたします。9年前に開店した当時は、まだ珈琲豆の鮮度についての関心は低い方が多く、よく「注文してから10分以上待たせるのか」「焙煎してある豆をなぜ置かないのか」とお叱りを受けました。また珈琲豆に臭いを付けないために店内禁煙にしたことについても苦情が多かったです。

また珈琲豆の価格も乱高下はあったものの、開店当初に比べれば1.5〜2倍に高騰しております。異常気象の中で、品質の劣化も目立っており、よりクオリティの高い、個性的な珈琲豆を探し出すことがむつかしい昨今です。

これからも、よりよい珈琲豆を厳選し、提供してまいります。IMG_20150715_175213

今月のお勧め珈琲

今月のお勧め珈琲はホンジュラスHG

正式名称ホンジュラス共和国は、中米中央に位置し、日本の1/3の広さの国土は、ガテマラ・エルサルバドル・ニカラグアに隣接しています。
16世紀初めからスペインの植民地になり、19世紀に独立。そのため、言語は今でもスペイン語で、国民もヨーロッパ人と原住民の混血が9割になっています。20世紀までは、中米では比較的安全で治安のいい国とされていましたが、21世紀に入ってからの政変や自然災害、貧困、麻薬組織の横行で治安が悪化しています。
バナナやコーヒー、ゴマが主な生産物で、まだ貧しい国です。しかし、自然は美しく、ホンジュラス湾のベリーズ沖には、世界第2位の規模をもつ珊瑚礁群グローバーリーフや、ライトハウスリーフ(Lighthouse Reef)(写真右下)があります。世界でも最も美しい海のひとつであり、絶好のダイバースポットとして有名です。
HGは、生豆の等級を表します。豆の等級基準は、国によって異なっていますが、ホンジュラスでは、豆の採れた標高により、分類しています。標高が高いほど、良質の豆とされ、SHG(Strictly High Grown)は、1200m以上、HG(High Grown)は、900~1200mとなっています。

ホンジュラスHGは一口に言えば、非常にマイルドなコーヒーと言えるでしょう。
当店取り扱いの珈琲豆の中でも、もっともマイルドな珈琲のひとつです。 肥沃な濃色土壌のサンマルコス・デ・オコテペケ地区にて生産されるホンジュラスHGは、年間生産量が少ないプレミアムコーヒー。均一な青緑色の厚みのある豆、甘みのあるバランスの取れた味が特徴です。
香りは軽快で、調和の取れた印象。広がりのある酸味と苦味のバランスが大変よく全体にまろやかな味わいが特徴です。

ホンジュラス HG      k
通常価 350円(100g)を330円で 7月31日まで