アイスコーヒーの話 その3

アイスコーヒーのつくり方具体例(ペーパードリップ 急冷法)

1.珈琲豆は、苦味のあるコクの強いものを選び、深煎りしたものを使う※。
2.通常よりも大目の量(1.5~2倍)の豆を使う。
3.通常より細かめに挽く(細挽き)
4.通常よりゆっくりお湯をかけて淹れる。
5.淹れ終わったら、すぐに大き目の氷をサーバーに数個入れて、4~5回、サーバーを回して冷やす。
6.すぐに氷を入れたグラスに注いで、できあがり。

 コツは淹れるときは、ゆっくり、冷やすときは手早くです。

※珈琲豆は、アイスコーヒー用と指定する必要があります。当店の豆なら「ロブブレンド」が適正です。

アイスコーヒーの話 その2

アイスコーヒーのつくり方には大きく分けて(極めて大雑把に)、3種類あります。
 1.急冷法
 2.ゆっくり冷やす方法
 3.その他

 1.の急冷法は、当店でも行っている方法で、多くのコーヒー専門店でも行っています。
 簡単に言うと、(詳しくは次回)通常のコーヒーより濃いコーヒーを淹れ、氷で急速に冷やします。
 なぜ、濃いコーヒーを使うかと言うと、第一に人間の味覚は温度の低いものについては、鈍感になるからです。同じ濃さのコーヒーでも通常の温かいコーヒーに比べ、コーヒーの味を感じにくくなります。
 第二に、直接、氷を使ってコーヒーを急激に冷やす場合、氷が溶けて、その分、薄くなります。そのため、濃いコーヒーを使用しなくてはなりません。
 そして、なぜ急冷なのかと言うと、コーヒーの香り(特に口から鼻に抜ける)を残すためです。ゆっくり冷やすと香りはどうしても逃げてしまいます。

 2.のゆっくり冷やす方法にはいろいろあります。水出しコーヒー(※ダッチコーヒー)もその一つです。お湯を使わず、水でゆっくりコーヒーを淹れる方法です。他には、少し濃い目のコーヒーを大量に作り、冷蔵庫内でゆっくり冷やす方法です。中には、氷水にサーバーを入れて冷やすお店もありました。

 3.のその他は、いろいろです。よくチェーン店ではコンクのアイスコーヒーを、少し水で薄めて氷を入れて出したりしてました。中には日持ちさせるため糖分を加えているところもありますね。私がびっくりしたのは、大阪のある店で、市販の紙パックのアイスコーヒーをグラスに移して氷を浮かべて出している見たときです。これも、その他でしょう。他にもいろいろあると思いますが、思い出せません。

 ※ダッチはオランダ人を差別した言葉なので、最近は、あまり使いません。ダッチワイフ、ダッチロール、ダッチビジネスなど、悪い言葉によく使われます。

アイスコーヒーの話 その1

 日中は半袖で歩く若者たちも目に入ります。
 当店でも、珈琲好きの常連さん達を除くと8割がアイスコーヒーのオーダーになっています。
 ところで、コーヒーの歴史は長いのですが、アイスコーヒーの歴史が意外に短いって知ってました?コーヒー自体は数千年の歴史を持ち、一説によれば有史以前から、なんらかの形で飲まれていたのでは‥と言われています。
 ところが、アイスコーヒーが一般化したのは、まだここ20年位と言われます。
 え?もっと前から飲んでた?そうですね。日本では結構、前から置いてる喫茶店もありました。外国でも文献を調べると200年くらい前に飲んでいる記録はあります。
 しかし、コーヒーは温かい(熱い)もの。と言うのが長年の常識で、日本の喫茶店にあるアイスコーヒーは、外国人からは奇異な目で見られました。
 「(夏は)暑いから、コーヒーを冷やして飲んで何が悪い」「じゃあ、日本人はミソスープ(味噌汁)を夏は冷やして飲むのか」といったやり取りが、あったとか、なかったとか。
 実は、コーヒーチェーン店の戦略がアイスコーヒーを一般化しました。暑い時期にはコーヒーの売上が伸び悩む、これを打開したい、では冷たいコーヒーを売ろう。となったのです。
 今では、世界中でアイスコーヒーが1年中飲まれています。これもグローバル化のなせる業でしょうか。
           (face book コーヒーの豆知識 GreenBeansより)

至現会展

お客さんから「示現会展」の入場チケットをいただきました。
6月5日~10日 和歌山県民文化会館県民ギャラリーです。
絵画に興味のある方にお譲りします。水曜日から月曜でなので、火曜休みの私はいけないのです。
‥と言うことで、お客さんがいないうちにムスルグスキー作曲、ラベル編曲(カラヤン指揮ベルリンフィル)の「展覧会の絵」をBGMに閉店準備。(ジャスラックさん、だいじょうぶ聴いてるのは私だけですから)

明日から夏メニュー

日中は、汗がでるほど‥
実は、当店のメニューがまだ「2013 winter」のままでしてので、ちょっと早いですが、summurに明日から変更します。
 新たに、水出しコーヒー、ティソーダ、ベリーミックスジュース、ワッフル・ワッフルセットが新登場。
 ぜひご来店を‥。

お土産

 お客さんからお土産をいただきました。
「ハワイコナ」のブレンド。実は、かなりコーヒー好きのお客さん。
以前、私がハワイコナの高級品はおいしいいけど、お土産用のものはダメです。と言い切っていたのを「いや、お土産用でもおいしいものはある」と反論をいただいたのですが‥。
 たぶん、GWにハワイに行かれて買ってこられたのでしょう。
 「飲んでみて!」と挑戦状をいただきました。
 まず、ブレンドか‥うーん。まあ、淹れてみよう。
 お、膨らまないまでも、泡が出る。まだ鮮度はいいんだ。
 で、飲んでみる。
 あっ、‥甘い。なるほど、大量生産でおみやげ物屋に山積みされているものとは、たしかに違う。うーん失礼しました。そしてありがとうございました。

  

LAギャングストーリー

 昨日の休日。妻と映画に。
「LAギャングストーリー」おもしろかったです。まあ、勧善懲悪で笑いあり、涙あり、銃撃戦や爆破、残酷シーンも‥。マスコミも強いほうの味方。これは、どこでもいつでも。
 ギャングに立ち向かう勇気あるメンバー達。しかし最初から大失敗。
そしてギャング達を次々、襲い、追い詰める。うーん、暴力には暴力でか‥‥‥いいのか?
 そんな中、メンバーの1人の台詞「俺達のやってることは、奴らと変わらないんじゃないのか?」
 この一言でちょっと救われた。でも、このあとも銃撃戦、爆発、殺し合い‥。娯楽としてはいいけど‥暴力の強いほうが「正義」になるのは、しょうがないのか?