ユーモアと文化

 NHKのブログに4月1日に掲載された記事が削除された。
なかなか日本ではユーモアは理解されない。特にブラックユーモアは批判の的になる。
 削除されてしまったので、私の不確かな記憶に頼るしかないけど、たぶん 「NHKは他の民放放送局と統合し国営放送局となります。今後は着物を着た女性アナウンサーが、やや絶叫口調でニュースを読み上げます」 といったような内容だったと思う。(いや、全然記憶に自信ありませんよ)
 友人から教えてもらい見たときには、いやーなかなかおもしろいなぁと思ったけど、ちょっとだけ嫌な予感もした。
 欧米では4月1日に、固い新聞社でも、ユーモラスなエイプリルフール記事を載せる。真面目な読者もクスッと笑っておしまい。それが許されるし、それを読者も期待している。 日本とは文化が違うのかなぁと思っていた。
 しかし、ブログまで批判されて謝罪、削除とは‥。もうちょっとおおらかにならないのかなぁ。
 あっ!ウチの4月1日のブログもやばいかなぁ。まっそんな事はないか。
 で、今日はミックスベリーのタルトです。
       

花見?

 今年は、少し遅刻した春がやっと早足で出勤。
店の北側にある公園では、桜のつぼみがやっと膨らんできた。遅刻した春を待ちきれなかった気の早い近所の人たちがビニールシートをひいて、バーベキューの準備を始めていた。まだ肌寒いのに…。
 で、今日も春イメージのイチゴのムース。

 
 

Thank you! Mr.President

Thank you Mr.President.そして、ありがとうございます。世界中の珈琲愛好家のみなさん。
 この栄誉を父と母、高校時代、私に珈琲の素晴らしさを教えていただいた珈琲店のマスターに、そしてGreenBeansを支えつづけていただいたお客様に感謝してささげます。
 和歌山での6年間の苦難の道も、今回の表彰で吹っ飛ぶことでしょう。しかし、この栄冠に驕る事無く、一人一人のお客様に、そして1杯1杯の珈琲に、一粒ひと粒の珈琲豆に引き続き、全身全霊を傾けていきます。
みなさん本日は、ありがとうございます。
                   2012年4月1日

真面目な方へ↓
 そう。今日は4月1日エイプリルフール。

パソコン

 店で使っているパソコンが死にかけています。
ネット接続が悪いのは、ルーターが悪いからだ。とズーと思ってましたが、どうやら彼は無実らしい。慌てて死刑にしなくてよかった。
 今日は、作業中に3回フリーズ。まあ、たいした仕事じゃないからいいけど‥。
 いや、ホントウ。いいんだよ。いいんだよ。たった40分くらいの作業を3回しただけだから。
 そう、キーボードを打つのはボケ防止になるし、パソコン入力の練習が何度もできたんだから。ありがとう。 店も、今日は、そんなに忙しくなかったし。ウン、バイトのオバ‥‥‥。バイトのオ‥‥。バイトのオ‥ネエサンは休みだから1人で、てんてこ舞した事もあったけど‥。
 モーニング2つとパスタセットとホットサンドとケーキセットと焙煎と電話対応が重なった時には、もうちょっとで床に叩きつけるところだったけど。これからもよろしく。でも、次はないよ。 わかったな。
 で、今日のケーキはショコラムース。ちょっと見た目も意識しました。
         

ブリタニカ休刊

 百科辞典のブリタニカの書籍版が発行されなくなった。とニュースでやっていた。(電子版は継続)
 高校の時、休み時間にいつも、図書館でブリタニカを読んでいる女の子がいた。そう、彼女は辞典を小説のように読んでいた。
 さすがに、先生も知らないいろいろな事を知っていて、何かわからないことがあると、彼女の名前が呼ばれた。
 彼女の本名は忘れたけど「ブリちゃん」とか「ブリ」と呼ばれていて、彼女も、それをそんなに嫌がってなかった。
 彼女はこのニュースをもう知っているのだろうか。電子版では「読む」楽しみは半減するんだろうな。

エビでタイを釣る人たち

 完全に忘れてましたが‥‥‥今日はホワイトデーだったのです。
 思い出したのは、夜になって来店された若い女性2人の会話で。
「ねえ、見てみて。こんなに」(テーブルの上にズラッと戦利品を並べる)
「わあ、すごい。でも、見て。私はこんなのもらっちゃった」(白いケースを相手に開けて見せる)
 話の内容から、ヴァレンタインデーに配った義理チョコのお返しの自慢のし合いだった。
しかし、彼女等の「まあ、3倍返しって言うから当然かな」と言う言葉に思わずヒイタ。
恐ろしい。世の男性諸君!義理チョコへのお返しは、義理でいいんだよ。相場を吊り上げんなよ。
 で、今日はドライフルーツのパウンドケーキです。
        

「第9」が流れる

 今日は、ベートゥヴェンの「第9」が流れた。
‥いや、私の頭の中で、それも数十秒間だけ。
交響曲第9番は、もちろん有名な曲。日本では年末になると各地でコンサートが行われる。
 壮大なスケールと人生観を見事に表現したクラッシクの中の最大傑作。
 今日、私の頭の中で流れたのは、第四楽章の女性コーラス部分の一部。合唱の指導では「天使が舞い降りてくるように‥」と指導される美しい部分。
 実は、今日、天使が舞い降りたのです。いや、正確には妖精が。
ウチのお客さんで、本当に妖精のような方がいるのです。数ヶ月に1回、みすぼらしいこの店に幸せを運びにやってきます。(ああ、彼女が来ることがわかっていれば、バイトをシンデレラのように、こき使って店をピカピカにしておくんだった)
 彼女は、誰をも幸せにする笑顔で、やさしく、消えさるようにささやく 
 「サントスを200gいただけますか」
 おお。なんたる幸せ。彼女が飲む珈琲を焙煎できる。ここは、私の珈琲人生の全てをかけ、全身全霊を傾けて焙煎機のスイッチを押そう。 
 設定ミスはなかったか?途中で止まらないか?と緊張感の中、無事、サントスはきれいに焼きあがった。神様、感謝します。 あ、オレ無神論者だった。   そして、サントノーレはこうなりました。↓