暑い

 ここ数日、‥‥‥暑い のです。
 たしか、2~3週間前まで、寒かったのに。
 おかしい。
美しい四季のある国、日本に生まれ、ズーと寒い → 暖かい → 暑い の順番はどうなったんだ? 東南アジアの国なら、順番をまもるという最低限のエチケットなど、どこかのゴミ箱に捨てられるものだが、ここは日本だ。
 小学校に入る前から「ハーイ、みんな並んで、1人づつ順番にね」と幼稚園の先生から教えられ、小学校でも「今日は、○○さんの班が掃除当番だから、明日は△△君の班が掃除ね」と優等生の女子に仕切られた。
 それほど、順番には厳密な日本で、なぜ?寒い → 暑い になるのか? 暖かいはいずこへ? 店内の温度計は、なんと27℃。おかしい、異常気象だ。と思って外に出ると‥‥あれ?涼しい。
 なるほど、つけっぱなしのダルマストーブ(焙煎機)のせいか。失礼しました。
 で、今日はパリブレスト。2種類つくってます。
  

つつじ

 店の前の道路の中央分離帯に、つつじが植えられています。
この時期にピンクや紅色のつつじが咲きます。毎年、このつつじの花の写真を撮っているのですが‥。
 だんだん、撮りやすくなってます。
 いや、カメラ(といっても携帯)が良くなってるとか、撮影テクニックが上達してるとか、つつじが自らセクシーなポーズをとるようになったというのではないのです。
 中央分離帯まで、いとも簡単に行けるし、車を気にせず撮影できる。→→→つまり、車の通行量が年々減っている。
 なるほど、毎年赤字で悩む和歌山市が当店周辺のこの道路一車線分を無料駐車場として開放する(枠内のみ7:00~20:00)という大盤振る舞いができるのは、そのせいか。
 て言うか、無計画に3車線の途中で行き止まり道路を作ってしまい、納税者の怒りをかわすために、無料駐車場化しているのか。ムダだなぁ。
 まあ、でもつつじはいいですね。(単純だから、まただまされてる)
   
 

ヤナーチェク

 数年前、クラッシクのCD売り場に異変が。
ドラマ(元はアニメ)の「のだめカンタービレ」で使われた曲が売れた。それはいいとして、そのドラマのオケのCDまで作られ、売れた。はぁ?
 まあ、それまでクラッシク音楽などまったく興味のなかった若者達が、クラッシクを聴く(聞く?)機会が増えたのはいいことだなぁと思っていたが、やはりすぐに下火に。
 その後意外だったのは、ヤナーチェク。彼のシンフォニエッタが急遽増産。もちろん、村上春樹の陰謀(失礼!)だ。
 かなり、コアなクラッシクファンでないと聴いたこともない曲。ヤナーチェクの名前だって、作曲家というより、自分の孫くらいの歳の女性に恋をした変人(また失礼!)としてのほうが有名だったのでは?
 彼のシンフォニエッタも、けっして素晴らしい曲と言えないのでは(個人の感想です)?
 今、読んでいる「1Q84」では、よく主人公が聴いている。なぜ、この曲が選ばれたのか?ドビュッシーやサティのほうがぴったりするのでは?マイナーなほうが読者の興味をひくのか?
 
 で、暖かくなってきたので、レアチーズケーキです。
      

ゴールデンウィーク

 最近のお客さんの話題で多いのは、ゴールデンウィーク。
もちろん、私には、えっ?何それ?の世界の話ですが。
 中には9連休の方もおられ、「いやーこんなに休むと仕事に戻るのが、嫌になっちゃうよなぁ」とか「どこに行っても、人が多いし、料金は通常より高いし、渋滞も‥」とか「もっと円高になると思ったから予定組んだのに‥」などと別世界の話をされる方ばかり。
 まあ、自分で決断すれば9連休どころか、20連休でも、100連休でもできるのが自営業なのですが‥‥ たぶん、3日休んだら、潰れたなと思われるし、4日休んだら生活保護の申請に行かないといけなくなりそうなので、営業します。貧乏ヒマなし。
 で、今日はシャルロット。そしてお客さんに頂いたチューリップ?。ありがとうございます。
     

松江

 和歌山市の北部に松江という地域がある。
年に数度来店されるお客さんと話をしていて「松江から来ているのでたまにしか寄れません」と言われた。
 たしかに、車で15分から20分かかる。ついでがなければ、わざわざ店にくるのは……と考えていたら、どうも話が合わない。
 よくよく聞いてみると、市内の松江地域ではなく、島根県の松江だった。なるほど、実家のある和歌山には年に数回しかこないのだ。大きな勘違い。
 いちごのミルフィーユ。

「大人が楽しむ絵本講座」

絵本というと子どもが楽しむもの‥と思ってました。
ウチのお客さんでもあり、「おうち絵本カフェGrace」をひらいている上田さんが、5月17日から「大人が楽しむ絵本講座」を開催します。
詳しくは http://erigrace.blog.fc2.com を参照ください。
上田さんは「大人だって絵本!」「ねえ、読んでみて!」の著者です。
 
で、今日はタルト・オ・シトロン。レモンクリームのタルトです。

ノープラン

 今日午前中は、バイトに店を任せて、地元の和歌山放送(ラジオ)のスタジオへ。
 どんな話をするのか、どんな質問がくるのか当日までわからないまま、局に向かう。(ここらへんは我ながら自分のいい加減さにあきれる)
 まあ、局についてから打ち合わせがあるだろうと思って待っていたら、そのまま収録スタジオへ。じゃあ、コマーシャルの間に、こんな感じで‥と説明があるんだろうなぁと思っているうちに‥‥アラ?‥始まっちゃった。
 アナウンサー「ちょっと緊張しているみたいですね」そりゃそうだろ、いったい何を話せばいいの?
 突然「では10の質問を‥」えええこれ生放送だよな‥「珈琲の哲学を語ってください」「はぁ?、いやその‥しどろもどろ」‥‥
 でも、そのうちに慣れてしまい番組途中のニュースや天気予報の間、スタジオ内に貼ってあった地元アイドルポスターを見つけて、そこに見たことのある顔を‥「誰だったかなぁ」
 本番再開しても、頭の中は「誰だったかなぁ」でいっぱい。ちゃんと受け答えできたんだろうか?
 帰りに、もう一度ポスターをちゃんと見ると、全然知らない顔だった。
 しかし、アナウンサーの赤井さん。机の上いっぱいの資料と、どんどんくるディレクターの指示を「こうしましょう」「これで行きます」とテキパキと瞬時にこなしていた。すごいなぁ。
 こんな、いいかげんなゲストですみません。
 で、今日は、マスコットプラリネ。いつもと違って円形です。それとお客さんにいただいたガーベラ。ありがとうございます。
  

1Q84

村上春樹の「1Q84」をやっと読み始める。
多くの春樹ファンを敵にまわすことを覚悟で…… 一言。
私は村上春樹の作品がきらいです。(いや、私が良さを理解できないだけ?)
第一に、「僕」の一人称・主観的な文体に違和感がある。
第二に、汗や体臭や熱気・生活感が感じられない無機質さが嫌い。
第三に、意味や理由のないセックスや死(自殺)に呆れる。
第四に、結論や結末のない(見えない)終わりが理解できない。
 「風の歌を聴け」からずーと、その感想は変わらない。率直に、その感想を述べる度に、春樹ファンから、こっぴどくお叱りを受け、では次の作品を、次の作品を…と読んでまた、同じ感想。
 たしかに独特の豊かな表現力は感心する。そしてお金や生活の不安がないエリートの生活ってこんなんかと思う。でもそれだけ。
 なんで?どうしてこんなに人気があるのか?日本だけでなく海外でも評価は高い。今度こそ、ノーベル文学賞。とも何度も言われるが、私には、?????????だった。
 そう「だった」が、「1Q84」は、3年程前に立ち読みして、興味をもった。今までの作品と違う。「僕」が出てこない。
 もう買うのは懲りたので、図書館で借りて読もうと思って、ずーと3年間待ってたけど「貸出中」ばかり。
 やっと昨日、借りられました。しかしBOOK1は、貸出中なのでBOOK2を。まあ、途中からでもいいでしょう。
 で、エクレア。チョコではなく、カフェクリームで。本格的な少し固い生地です。

花見と視線の話

 電車などで、通勤途中、読んでいた本から、ふと顔を上げると、向かい側に座った年配の男性と目が合う。信号待ちで、何の気なしに横を見ると、若い女性と目が合って慌ててそらす。というような経験は、誰でもあるのでは‥?
 今まで、これはタマタマだろうと思っていた。しかし「視線」というものは、科学的にも存在するらしい。
 分子生物学者、福岡伸一氏の著書「世界は分けてもわからない」によれば、猫や夜行性の動物の目が夜、光るのは目に入ってきた光が、網膜を通過して、一層下部にある反射板で反射し、もう一度網膜を通過して光の入ってきた方向に戻されるから。
 これは、網膜を同じ光が2度通ることで、暗い中でも映像をより鮮明化しようとするための構造らしい。
 そして人間でも、フラッシュを浴びた時の写真で、時々見られる「赤眼」がある(最近のカメラは自動的に修正されるので知らない人もおおいかも)。 フラッシュから出た光が網膜を通過して、眼底の血管網を通り、反射してカメラレンズに戻る。つまり視線がカメラに送られている。
 フラッシュのように強い光でなくても、太陽光や蛍光灯の光や反射光を「視線」によって送れば、わずかだが、他の人が気づくことがある。
 サラリーマン時代。強烈に視線を感じたことがある。
 いや、けっして犯罪者と間違われて騒がれたり、うっかりズボンをはき忘れて出勤したというのではない。
 昼休みに食事に出かけたときに、今まで経験したことのない異様な数の視線を感じた。
 正確には私に視線が向けられたのではなく、いっしょに歩いていた後輩だった。彼は端麗なマスクとスラットしたスタイルで、たしかにウチの会社を選ぶより、ジャニーズ事務所を選ぶほうがいいルックスだった。
 そう、視線(その多くは若い女性のもの)は彼に向けたもので、すれ違う女性がみんな振り返っていたのには、びっくりした。今まで振り返ることは何度もあったが、振り返られることは皆無だったから。
 そして、時を越え、今日もわずかだが、視線を感じた。
 午前中、店がヒマだったので、昼に弁当をもって近くの公園に。持っていた弁当に花見に来ていた4人の子どもたちの視線が‥。なるほど弁当を買いに行った親がなかなか帰ってこないらしい。お腹減ってるのね。
 しかし、あまりの強い視線に少し弁当が減ったような気がした。
       

今月のお勧め珈琲

今月のお勧め珈琲はエクアドル グレートマウンテン。
エクアドルは、南米大陸の西に位置し、太平洋に面しています。コロンビアとペルーに挟まれ、日本より少し小さな国です。
エクアドルと言う名前は、「赤道」を意味し、その名の通り、赤道の下にあります。首都のキトは標高2850mの高地にあり、ちょうど赤道の真下にあります。
進化論で有名な太平洋のガラパゴス諸島もエクアドルの領土です。
この国でコーヒーが栽培されるようになったのは1952年のことで、主に南部の高地と西部の海岸近くで生産されます。
「エクアドル グレートマウンテン」が栽培される高地の中でもMANABI地区は年間降雨量が安定しています。このあたりの5000m級6000m級の山は、日本の富士山のように美しい台形をしています。この地区は、コーヒー栽培に適した気候条件に恵まれ、エクアドルでも高級アラビカコーヒーの産地として名高い地域です。
火山灰質の土壌は栄養も豊富で、水はけもよく「グレートマウンテン」は大粒の美しいコーヒーに成長します。
活火山の裾野で栽培されるコーヒーは、グルメコーヒーの最高級品種ティピカ種が使われ、大地の熱気を受け流すかのごとくさらりと軽い口当たりで、独特の甘くまろやかな味わいを楽しむことができます。