今月(5月)のお勧め珈琲

今月のお勧め珈琲は、カロシアリオストトラジャ。

赤道直下のスラウェシ島の標高1,000m以上もの山間部で、年間4,000mm以上の降雨量と大きな温度差・良好な水はけなど、コーヒーの栽培に非常に適した環境の中で、誇り高いトラジャ族により大切に育てられました。

勿論手摘み完熟サンドライ。生豆はコーヒーのオパールとも呼ばれる美しいものです。その焙煎豆は期待に違わない、奥行きのある苦味とコク、そして円やかな甘みと酸味を有していて、なお且つバランスの良さは抜群です。
赤く完熟したチェリーを一粒一粒、人力で収穫し、脱肉、水洗、乾燥、選別、カップテストなどの工程を経てマカッサル港からリーファー・コンテナ(コンテナ内部温度を一定に保持)で日本へ出荷されます。

トラジャの名前
実は、トラジャの名前は商標登録されています。そのため、いままでは「カロシ」表示のみで当店で販売していました。今回、商標登録の使用許可を得た業者からの入荷ができるようになりましたので、当店でも、以前使用していた「カロシ アリオスト トラジャ」の名前で販売するようになりました。                             トラジャのトレードマークは、スラウェシ島の伝統的な家屋のデザインを使っています。

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4月のお勧め珈琲

今月(4月)のお勧め珈琲は、ブラジルトミオフクダブルボンです。

トミオフクダ ブルボンは、昔ながらのブラジルのナチュラルコーヒーの味と、在来種であるブルボンの特徴を併せ持ち、甘みが強く、すこやかな酸味、濃厚なコクが特徴です。
バウー農園オーナーのトミオフクダ氏は日系二世で、日本で勤務していた経験もあることから従業員育成にも大変熱心に取組んでいます。勤勉な者しか雇わず、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を取り入れ綺麗な農園作りにも心がけています。
トミオ氏は常に農園に足を運び、木の状態を把握し、メンテナンス、管理を行っています。
また、栽培、収穫、精選、乾燥、選別、輸出用パッキングまでを一貫して行っており、今問われているトレーサビリティ(traceability)にも対応した、生産者の顔が見える安心の最高品質コーヒーがここにあります。トミオフクダ ブルボンをぜひ御賞味下さい。

470円(100g)を450円で 4/30まで

宅配料金値下げ

この3月15日以降の受注分の宅配料金を下記のように値下げします。普段、離れていてなかなか会えないお友達、ご家族、お世話になった方への珈琲豆のお届け、ネット注文の方には朗報です。

関西、中部、北陸、四国、中国 地方  現行 610円 → 3/15~ 530円

関東、信越、九州 地方          現行 660円 → 3/15~ 550円

東北 地方                  現行 880円 → 3/15~ 740円

沖縄                      現行 1520円 → 3/15~ 1100円

北海道                     現行 1620円 → 3/15~ 1100円

※ 尚、1回の購入金額が5000円以上の場合は引き続き、送料はゼロ円(当店負担)です。

ブルーマウンテン№1入荷しました!(ただし少量です)

お待たせしました。ブルーマウンテン№1がやっと本日(2/8)入荷しました。

ただ、本当に少量です。

ブルーマウンテン№1は、数年前のハリケーン、害虫、疫病により壊滅的打撃を受け、日本国内には、2年ほど前から本当に少量しか入ってきていません。また、少量であることから価格もびっくりするような価格(1万円/100gなど)で販売されていました。

今回やっと取引先業者から、入荷しましたので販売を再開します。しかし、まだごく少量ですので売り切れ次第、販売中止となります。当面、2100円/100gで販売いたします。※販売は200gからです。IMG_20160207_152115

今月(2月)のお勧め珈琲

今月のお勧め珈琲は、メキシコ  メルセデス

首都メキシコシティの南東方向にある、オアハカ州プルマ地方はメキシコでも良質なコーヒー産地として有名です。
2500m級の山が連なる山脈を越え、太平洋岸に面した、険しい山岳地区でコーヒーが生産されています。山深い地域なので、低産地に比べて労働生産性が悪く、生産量は限られます。
「メルセデス農園」もこの山岳地区にあり、急斜面を利用して栽培されたコーヒーを赤い実だけを丁寧に摘みわけて、100%天日乾燥で仕上げられます。

品種としては、ティピカ種が主体ですが、この地区だけに見られる、ティピカの一種であるプルマヒダルゴと呼ばれる品種が主要です。
柔らかい酸味と甘味がバランスよく調和し、芳醇な香りはコーヒーの女王と呼ぶにふさわしいものです。

メルセデスという名前

「メルセデス」というと、ドイツ高級車を連想してしまいますが、自動車とは関係ありません。
名前の由来はドイツ系メキシコ人である農園オーナーのお嬢さんの名前「メルセデス」から命名されました。「メルセデス」とは、スペイン語で「神の恵み」という意味です。
「作り出す銘柄は、娘とおなじくらいの愛情をこめたものをつくりたい。作り出す銘柄は娘の名前をけがすことのない、品質にこだわった銘柄だけにしたい。」その願いを込めて作り上げられました。 この素敵なエピソードは、ドイツ車メルセデスベンツとも同じです。

メキシコ メルセデス を通常価470円 を450円(100g)で提供します(2/29まで)

今月(1月)のお勧め珈琲

1月のお勧め珈琲は、グァテマラブルーレイク。

グァテマラには、8大産地と言われるコーヒー産地があります。中でも取り分けてブルーレイクの採れるアンティグア地方のコーヒーは濃厚なコクを持つ良質なコーヒー産地として日本でも有名な地区。土壌は豊かな火山性で、湿度は低く、日照時間は長い。そして、夜は冷え込む。この寒暖の差がコーヒー栽培にはとても適した土地と言われます。三つの火山に囲まれた渓谷で豊富なミネラル分を含んだ土壌。濃厚な味わいとふくよかな甘味が感じられることが特徴です。

中南米で最も美しいとも称されるアティトラン湖の周辺地域は良質のコーヒーが穫れる産地として有名です。ブルーレイクはこの地で三世代もの間、マヤの末裔によって守りぬかれたコーヒーを丁寧に栽培・収穫した商品です。
美しいアティトラン湖をイメージしたネーミングに負けない品質の高さがあり、ブルボン種のスペシャルロットです。
グァテマラ産としては異例ともいえる濃厚なコクと特有の甘い香りを持ち、飲む人に確かな満足感を与えてくれます。
華やかさがあり、蜂蜜やレモンティーを思わせるフレーバーがあります。通常価格470円/100gを450円で。

9周年

7月15日で、開店9周年を迎えました。

皆様のご愛顧とご協力に感謝いたします。9年前に開店した当時は、まだ珈琲豆の鮮度についての関心は低い方が多く、よく「注文してから10分以上待たせるのか」「焙煎してある豆をなぜ置かないのか」とお叱りを受けました。また珈琲豆に臭いを付けないために店内禁煙にしたことについても苦情が多かったです。

また珈琲豆の価格も乱高下はあったものの、開店当初に比べれば1.5〜2倍に高騰しております。異常気象の中で、品質の劣化も目立っており、よりクオリティの高い、個性的な珈琲豆を探し出すことがむつかしい昨今です。

これからも、よりよい珈琲豆を厳選し、提供してまいります。IMG_20150715_175213

今月(6月)のお勧め珈琲

今月(6月)のお勧め珈琲は、グァテマラブルーレイク。

グァテマラってどこ、どんな国

グァテマラは中央アメリカ北部に位置し、北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しており、太平洋とカリブ海に面し、海岸部を除くと、グァテマラは大部分が山地からなっています。
気候は熱帯性で気温が高いが高地は熱帯性ながら温順な気候で、火山国であり、日本の富士山に似たトリマン火山の麓には美しい湖アティトラン湖がある。かつてマヤ文明が栄え、現在も国民の半数はマヤ系のインディオです。
16世紀から19世紀初頭までスペインの占領下にあったため、スペイン語が公用語。独立後も1960年~1996年まで続いた内戦により、治安や政治において社会は未だに不安定な状態が続いています。

グァテマラのコーヒー

グァテマラには、8大産地と言われるコーヒー産地があります。中でも取り分けてブルーレイクの採れるアンティグア地方のコーヒーは濃厚なコクを持つ良質なコーヒー産地として日本でも有名な地区。土壌は豊かな火山性で、湿度は低く、日照時間は長い。そして、夜は冷え込む。この寒暖の差がコーヒー栽培にはとても適した土地と言われます。三つの火山に囲まれた渓谷で豊富なミネラル分を含んだ土壌。濃厚な味わいとふくよかな甘味が感じられることが特徴です。

ブルーレイクの産地と特徴

中南米で最も美しいとも称されるアティトラン湖の周辺地域は良質のコーヒーが穫れる産地として有名です。ブルーレイクはこの地で三世代もの間、マヤの末裔によって守りぬかれたコーヒーを丁寧に栽培・収穫した商品です。
美しいアティトラン湖をイメージしたネーミングに負けない品質の高さがあり、ブルボン種のスペシャルロットです。
グァテマラ産としては異例ともいえる濃厚なコクと特有の甘い香りを持ち、飲む人に確かな満足感を与えてくれます。
華やかさがあり、蜂蜜やレモンティーを思わせるフレーバーがあります。八万年前にマグマによりアティトラン湖ができ、1950 年頃に初めてブルボン種が植えられました。この辺りは代々受け継がれている小農家が多く、グァテマラでも品質の高い産地のひとつです。その厳選されたブルーレイクをこの機会にお試しください。
グァテマラ ブルーレイク
通常価 390円(100g)を370円で   6月30日まで

食前のコーヒー。食後のコーヒー。

実は、珈琲店は、お客さんに食前に出すコーヒーと、食後に出すコーヒーは、同じ銘柄であっても、調整しています。(店と言ってもチェーン店は例外です)
食事をした直後には、どうしても口の中に料理の味が残りますし、舌や口の中で味や香りを感じる部分(味蕾など)は、鈍感になります。
洋食・中華など油分や香辛料が強い場合は、なおさらです。
フランス料理やイタリア料理の食後のコーヒーが、エスプレッソであるのは、もしかしたら、そのためかもしれません。
ですから、同じグァテマラコーヒーを注文いただいても、食後のお客さんには、少し濃い目に淹れ、コーヒーだけのお客さんには、普通に淹れます。
常連のお客さんについては、好みもわかっていますから濃さの好みも併せられますし、砂糖やミルクを入れる人には、やはり少し濃い目に淹れます。
何度か行ったお店で、自分好みの濃さに淹れてもらったコーヒーを出してもらえれば、常連と認められたのかもしれません。
1杯、1杯調整できるのも小規模店の利点です。

SCAJ2014に参加して

SCAJ2014行ってきました。(その1)
広い会場に、各国、各業者の展示や試飲がすごい。
なんと、パナマゲイシャまで試飲できました。
しかし、お目当てのハンドドリップチャンピオンシップは…。
制限時間内に、審査員に自分の選んだ豆を自分の選んだ器具で、2杯づつ淹れて、その安定性と香味の良さを競う。…そこまでは、いいのですが。
その制限時間の間に、豆のすばらしさ、挽き方・淹れ方の特長、器具を選んだ理由を説明しながら、淹れる。(「しゃべり」で結果が左右されるのでは?)
中には、特色を出すために異様(?※個人の感想です)なパフォーマンスや、豆の説明パネル、珈琲と関係のない小道具まで出す人も…。
審査員以外は飲んでみることもできないので、何とも言えませんが、昔ながらの「黙って飲んでもらえば、良さがわかる」という職人気質の人には、かなり不利に感じました。
私の考えが古いのでしょうか?
(続く)