珈琲セミナーを下記のように開催します。
日時:12月15日(火)①午後1時半〜 ②午後6時半〜
会場:当店(GreenBeans)和歌山市太田2丁目14-9太田ビル1F
内容:1.コーヒーの基礎知識の学習、 2.コーヒーの淹れ方指導、3.珈琲豆の焙煎、4.その他 質疑応答
会費:2000円
今月(11月)のお勧め珈琲はバリアラビカ神山。
バリ島 (Pulau Bali) は、東南アジアのインドネシアに属する島。
首都ジャカルタのあるジャワ島のすぐ東側に位置します。周辺の諸島とともに、第一級地方自治体であるバリ州を構成し、人口は約320万人。日本人観光客も多い観光地として有名ですが、数年前、日本人観光客が被害にあう犯罪や事故もありました。
神の島バリ、峰々に神々が宿り山野に精霊が満つと言われます。美しい自然と気候が、そんな伝説を生んだのでしょう。
聖なる水にあふれた豊かな大地からさまざまな恵み。地鳴りとともに噴煙を上げるバスツール山(1717m)、この山腹1100m~1500mのキンタマーニ高原にコーヒー農園が広がっています。 バリ島の水がめと呼ばれる美しいバトゥール湖を中心に広がるこの高原で現地の珈琲園の労働者は、実りを神に感謝しながら一粒一粒摘んで精製工場へ集めます。
清水を満たした水槽へ集めたコーヒーの実を入れ比重選別をします。完熟の実は重いので沈み未成熟の実は軽いので浮きます。浮いた実を取り除き沈んだ重い実の果肉を除去します。
回転する2本のローラーを通し実から種を絞り出し、種に付いた果肉の残りを洗い流し乾燥へ。さんさんと輝く太陽のもと10日ほどかけて丹念に乾燥させ、水分含有量を30%にします。その後薪を焚いて40時間じっくり乾燥させ水分含有量を10%にします。脱穀機で種を包んでいる皮を取り除きスクリーン選別をします。
豆の直径が5,5mm以上を機械でふるい分け、風選別で軽い豆を吹き飛ばして除きます。
近代的で清潔な精製工場での作業は、他の国コーヒーとは大きく異なっています。インドネシア農業大臣も日本でバリアラビカ神山が飲まれることに感謝の意を示してくれました。
その後は、人の目と手で選別します。3〜4人が一組となって色・形の違う豆を丹念に選り分け袋詰めし輸出しています。
立ち昇る深いよい香り、口に広がるホロ苦さとバランスの取れた味のよさ、バリアラビカは神の島からの贈り物です。神山はシンザンと読み、世界中でもShinzanと呼ばれています。
現在、インドネシアでは、珈琲豆の生産が減少しており、取引価格は今も上昇しています。
インドネシア バリ アラビカ神山 通常価520円/100gを500円で(11月30日まで)
今月のお勧め珈琲は、コロンビア カトレア。
年中どこかの地域でコーヒーの収穫が行われている国コロンビア。
地質・気温ともにコーヒー栽培に好適な国土を持っていますのでコーヒー生産量はブラジルに次世界2位でしたが、最近はベトナムの生産量が増え、第3位になりました。
しかし、数年前には、長雨の影響で生産量が大幅に減り、コロンビア珈琲全体の価格が暴騰しました。
農園数は30万にも及びますが農園の多くが傾斜面に位置している事もあり、その70%は小規模な農園で面積比率では30%でしかありません。
カトレアの名前は、コロンビアの国花カトレアから授かりました。ブルーマウンテンと同じ、最高級のティピカ種を丁寧に栽培、精製され天日で乾燥されます。
現地サプライヤーの社長は女性で、豆が壊れないように選別機を木製にしたり、貯蔵庫内の温度を15度前後の低温に設定するなど、女性ならではのきめ細やかな心配りがなされています。また輸送も低温コンテナを使い品質を保持したまま日本に入ってきます。
最高級品種ティピカ種で甘みのあるクリアーな香味をもつ珈琲豆でありながら、手ごろな価格で流通しています。この機会にお試しください。
コロンビア カトレア
通常価格490円を470円/100gで (10/31まで)
10月1日より、当店取扱い珈琲豆の価格改定を行います。
厳選された珈琲豆を新鮮な状態で、できるだけ低価格での提供を心がけてまいりましたが、高級珈琲豆の高騰、品薄状況は改善されず、しばらくはこの状況が続くものと思われます。
ご利用いただいておりますお客様にはご負担をおかけすることになりますが、品目によって現行価格を維持できるもの、値下げできるもの、数%から2割弱の値上げせざるをえないものとなる状況です。当店の経営努力も限界となっており、なにとぞご理解をお願いいたします。
尚、一部入荷困難な商品につきましては、差し替えや取扱いの一時停止をおこなうことになります。
【お知らせ】今月のお勧め珈琲
今月のお勧め珈琲は、キリマンジャロ スノートップ
永年住んでいる原住民でさえも雨のあとの夕暮れ時、大平原の遥か向こうにそびえるアフリカの最高峰・キリマンジャロの優雅な姿には思わず見とれてしまうといいます。頂きは万年雪で覆われ、裾野は紫色にけむり、山の背景にある雲は茜色。昼の蒼さから夜の闇へと刻一刻と変化する黄昏時のキリマンジャロの壮大な雄姿は、アフリカ大陸一番の美しい風景といわれています。
その山の緩やかな斜面に育ち、インド洋からのさわやかな風と熱帯特有のたたきつけるような雨と、キラキラと輝く太陽の恵みを一杯に受けたティピカとブルボンの配合種・ケント種が栽培されており、芳醇で甘酸っぱい風味のコーヒーです。その中でも、ひときわ大粒で気候条件に恵まれたARUSHA(アルーシャ)地方の高地だけに産するごく少量のコーヒーは、最高級品との意味合いから他の<AA>グレードの物と区別するために“SNOW TOP”と呼ばれています。
この名前の由来はキリマンジャロの頂きを一年中覆う万年雪から来ています。まさにこの“キリマンジャロ スノートップ”はアフリカの風の囁きと、雨の優しい匂いと、まぶしい煌く陽光に育まれたコーヒーの最高傑作といえます。
通常価格520円/100gを500円で。(9月30日まで)
今月のお勧め珈琲はホンジュラスHG
正式名称ホンジュラス共和国は、中米中央に位置し、日本の1/3の広さの国土は、ガテマラ・エルサルバドル・ニカラグアに隣接しています。
16世紀初めからスペインの植民地になり、19世紀に独立。そのため、言語は今でもスペイン語で、国民もヨーロッパ人と原住民の混血が9割になっています。20世紀までは、中米では比較的安全で治安のいい国とされていましたが、21世紀に入ってからの政変や自然災害、貧困、麻薬組織の横行で治安が悪化しています。
バナナやコーヒー、ゴマが主な生産物で、まだ貧しい国です。しかし、自然は美しく、ホンジュラス湾のベリーズ沖には、世界第2位の規模をもつ珊瑚礁群グローバーリーフや、ライトハウスリーフ(Lighthouse Reef)(写真右下)があります。世界でも最も美しい海のひとつであり、絶好のダイバースポットとして有名です。
HGは、生豆の等級を表します。豆の等級基準は、国によって異なっていますが、ホンジュラスでは、豆の採れた標高により、分類しています。標高が高いほど、良質の豆とされ、SHG(Strictly High Grown)は、1200m以上、HG(High Grown)は、900~1200mとなっています。
ホンジュラスHGは一口に言えば、非常にマイルドなコーヒーと言えるでしょう。
当店取り扱いの珈琲豆の中でも、もっともマイルドな珈琲のひとつです。 肥沃な濃色土壌のサンマルコス・デ・オコテペケ地区にて生産されるホンジュラスHGは、年間生産量が少ないプレミアムコーヒー。均一な青緑色の厚みのある豆、甘みのあるバランスの取れた味が特徴です。
香りは軽快で、調和の取れた印象。広がりのある酸味と苦味のバランスが大変よく全体にまろやかな味わいが特徴です。
今月のお勧め珈琲はコロンビアスプレモです。
南米大陸の北西に位置し、日本の3倍ほどの面積で人口4200万人が住み、3000m級のアンデス山脈が全土に位置します。そのため山岳高原地帯が大半を占めてます。
19世紀の初めにスペインから独立宣言し、20世紀の初めには隣の中米パナマと分離独立しました。言語はスペイン語が使われます
年中どこかの地域でコーヒーの収穫が行われている国コロンビア。 地質・気温ともにコーヒー栽培に好適な国土を持っていますので、かつてコーヒー生産量はブラジルに次世界2位でしたが、現在ではベトナム、インドネシアに続き第4位です。
農園数は30万にも及びますが農園の多くが傾斜面に位置している事もあり、その70%は小規模な農園で面積比率では30%でしかありません。
その中で、エリアを限定し、昔ながらの生産・手摘みによる収穫を行う事によって、品質の安定を実現したコロンビア スプレモが収穫されます。また、昔ながらのロバを使った農園からの輸送が今でも行われています。
最近も、自然環境の変化で、生産量が大幅に減った年がありましたが、昨年、今年は、収穫に問題ないようです。
しかし、中米・カリブ海に広がったサビ病(葉が茶色になって光合成ができなくなり枯れていく病気)の影響が心配されています。
粒の大きさを表す、スクリーン17以上が80%の大粒な豆をスペイン語で「最高級」を意味する『スプレモ』と称します。
放縦なコクをベースに浅煎りから深煎りまで特徴的な香味を持つのでストレートでも美味しいが、他の豆との相性も良くマイルドタイプのブレンドとしてもよく用いられます。独特の香りはすばらしく、酸味の良さは定評があります。
コロンビア スプレモ
通常価格(100g)360円を5月31日まで、340円で提供
今月のお勧め珈琲は、インドモンスーン。
実は、このインドモンスーンは、「まぼろしの黄金コーヒー」の異名があります。
かつて大航海の帆船の時代(15世紀~17世紀)、コーヒーをインドからヨーロッパの港まで輸送するのに約半年かかりました。
この長い航海に、船倉に保管されたコーヒー豆は船倉で通常の緑色から黄金色(黄色)に変わり、独特の香味を持つようになりました。
時代は蒸気船の時代に代わり、スエズ運河が開通すると、インドからヨーロッパまでの航海日数は大幅に短縮され、このコーヒーは姿を消しました。
しかし、ヨーロッパのコーヒー愛好家は、かつてのインドコーヒー独特の香味を懐かしみ、黄金色のコーヒーを求める声は、年々大きくなりました。
インドは、この要望に答えるために5~6月に吹く南西の貿易風(モンスーン)を利用したモンスーンコーヒーの生産を始めました。
水洗処理していない高級アラビカ・コーヒーを風通しの良い倉庫で広げ4~5日乾燥させます。 そして、時々かき混ぜ、袋に詰めていくつもの列に並べます。
列と列との間は十分にひろげモンスーンがコーヒーの列を絶え間なく、均一に吹き抜けるようにします。1週に一度コーヒーを袋から出して詰め替え6~7週間経つとコーヒーは黄金色に代わり、
インド産のコーヒー豆は輸出が少なく、多くが国内で飲まれています。マラバールは、インド南部のコーヒー生産地域の名前です。
酸味も苦味もマイルドな独特の香ばしい『黄金のコーヒー』は独特です。他の珈琲にない特色をこの機会にお試しください。
店内にある普通のコーヒー生豆と比べるとインドモンスーン生豆の色の違いがよくわかります。現物をぜひご覧ください。
インド モンスーン マラバール を通常価400円 を 380円(100g)で提供します!