珈琲豆の焙煎【概要 その2】

 珈琲豆に熱を加えると、香ばしい香りがしてきます。そして豆の色は薄い緑白色から、こげ茶色に変わってきます。
 しかし、変化はそれだけではありません。
下の写真を見ていただくと分かると思いますが、豆が大きくなっています。この変化については後日詳しく述べますが、大きくなること(中に無数の小さな空洞ができる)によって粉砕(ミルで挽く)ができるようになります。
 生豆は硬く、小石のようです。しかし焙煎すると親指と人差し指で挟んで力を入れると砕けます。
 焙煎した珈琲豆にチョコレートをコーティングしたものが販売されていますが、生の豆では硬くて食べることはできません。
 また、焙煎することによって豆の成分も変化します。あの香ばしい香りや珈琲の苦味、酸味、甘みが楽しめるのはそのためです。