1Q84 book3

 熱心な村上春樹ファンには、申し訳ないのですが、村上春樹って(彼個人じゃなくて彼の作品)どこがいいの?といつも疑問に思っている。
 近代文学なんていう高尚なものを理解できるわけじゃないけど、無機質で、簡単に死んで(自殺が多い)、生きて(意味なくセックスして)、生活実感のない作品ばかり‥
 数年前に、周りの友人や知り合いに、本音で話すと‥「内容の深さを理解できないんだな」「重要な主張が底辺を流れているんだよ」「あの素晴らしさを理解できないとは‥」と哀れみを持って(バカには、わからないよ)と言う目で見られるので、それ以上話さなかった。
 日本ばかりでなく、世界中で彼の作品は大人気だ。いや確かに、文章の表現力はおもしろい。でも‥
 そんな私でも「1Q84」は、おもしろいと思う。発売時に立ち読みして、なかなかおもしろいな(これからどうなるんだろうワクワク)と思い、図書館で何年も待ったけど、book1,book3 は、貸出中ばかり。偶然貸出可になった book2 から読み始めて、数ヶ月、book1 を待ったけど貸出中。しかたなく中古で買った。
 book3 もズート貸出中。仕方なく大活字版を借りる。読みにくい。白黒が逆だし、すぐにページをめくらないといけない。
 まあ、でもこれは素直に面白いと思います。(最後まで読まないとわからないけど、とりあえず、「僕」は出てこないし)