珈琲の害のはなし

 最近、ブログに真面目な話を書かないので一部(約1名)からクレームが。
で、今回は反省して、珈琲の話を。
 え?珈琲に詳しいのかって? いや、まあこう見えて一応、グリーンビーンズで珈琲セミナー受講したことがあるので‥。次回は3月27日です。
 珈琲を飲みすぎると胃に悪い。とよく言われました。
未だに医者の中には、そう言っている人がたくさんいます。実は、これは統計調査の間違い。
 かつて、アメリカで胃の悪い人を調査したところ、珈琲を1日数杯、飲む人が多かった。そこで、逆に珈琲をたくさん飲む人を調べたところ、やはり胃の悪い人が多かった。そこで、珈琲=胃に悪いとなってしまった。
 この統計結果は、全世界の珈琲愛飲家に衝撃を与えた。そして医療関係者にも広まった。 
 実は、その後で、おかしいと言う人たちの検証調査が行われているが、最初の発表があまりにもセンセーショナルだったため、検証結果は、ほとんど報道されなかった。
 実は、当時、珈琲を良く飲む人は、タバコをよく吸っていた。今でも当店など、珈琲を飲ませるのにタバコがダメとはおかしいと言われる。かつては、タバコと珈琲はセットだった。
 調査結果によれば、胃の悪い人のほとんどは、珈琲ではなく多くはタバコが原因で他の要因(ストレスや他の飲食品、生活習慣など)によっても胃が悪くなっていたというのが、検証結果だった。 
 そして、珈琲を良く飲むがタバコを吸わない人で胃の悪い人はそれほど多くなかった。
 刑事事件でも、こいつが怪しいとマスコミで大々的に報道されると、その印象が大きく、後の裁判で無罪になってもそれは、ほとんど報道されないのと似ている。
最近では、珈琲は、ガン予防、胆石予防、活性酸素除去などの有益性が注目される。もちろん、カフェインなど害益混同の成分もあるので、どんな状況でも、誰にでもいいという訳ではないし、古くて酸化しているコーヒーを飲めば、身体に悪いけど…。
 コホンッ!どうだい今回は真面目な話だっただろう。
(写真は映画「コーヒー&シガレッツ」より)