4月のお勧め珈琲

今月(4月)のお勧め珈琲「モカ イルガチェフェ」

近年スペシャルティコーヒーとして、世界的な注目を集めるイルガチェフェはシダモ地方の中でも2,000mの高地に位置するイルガチェフェ地域。豊かな火山灰性土壌、高い標高がもたらす昼夜の激しい寒暖の差が、コーヒ一栽培に適しています。その素晴らしい自然環境の元であっても、生産者なくしては素晴らしいコーヒーはつくられません。モカ※(エチオピア産)コーヒーの中でも人気のあるシダモ地方産、その中で最高級品と言われるイルガチェフェ地域で生産された珈琲豆は寒暖差、降水量、土壌に恵まれ、柑橘系の香りとすっきりした酸味はモカの最高級品として人気があります。 しかし、長年の内戦や周辺国の戦況で生産や出荷が難しく、近年特に入荷が難しくなっています。

※モカという名前はイエメンにあった港の名前からきています。モカ港から出荷された珈琲豆はモカとされました。モカ港は今は使われていません

フェアトレードとは、「公平貿易」と呼ばれている国際協カ・地域貢献をめざした新しい貿易の方法です。生産者が生活と生産を維持できる十分な価格で取引をおこなうことで、立場の弱い人々の自立を支援してい<取り組みです。フェアトレード・ラベルのつけられた商品は国際認証機関であるFLOからフェアトレードの認定を受けたコーヒーであることを示しています。フェアトレー ドは生産者への十分な報酬を約束し、OCFCUを通じて、コーヒーの品質改善のための設備投資や学校の建設、安全な生活用水の整備などのプロジェクトが行われています。

JASオーガニック栽培コーヒーとは、農水省が認めた化学肥料や農薬を使わずに、堆肥など、自然の肥料のみを使って栽培されたコーヒーです。また、輸送中・輸入時にもくん蒸を行わず、焙煎でも農薬や薬品 が一切使用されていない安心・安全なコーヒーです。有機JASマークのつけられた商品は有機栽培で作られたコーヒーであることを示しています。

 

エチオピア モカ イルガチェフェ通常価格810円を790円で ご提供します(4/28まで)

バリアラビカ神山

【バリアラビカ神山の品不足と高価格】

前回、入荷困難とお伝えした「バリアラビカ神山」ですが、原因がわかってきました。この豆はインドネシアのバリ島(リゾート地として有名)で栽培、精製した珈琲豆で「神山」はバリ島の山には神様がいるという伝説から珈琲業者の日本人がつけた名前です。「神山」はシンザンと読み、世界中でSHINZANの名前で流通しています。

実は、このバリアラビカ神山ではなく、別のインドネシア産珈琲豆から農薬が検出され、インドネシアから輸入する珈琲豆すべてが検査対象となったそうです。そのため原因調査と対策のために入荷が滞っているのが原因だとわかりました。

しかし、品不足になり価格が上がれば買いあさる業者が出てきて更に品不足を招き価格が上昇しているという悪循環になっているそうです。

輸入再開のメドは立っているようですが、品不足と高価格はしばらく続くようです。今後価格が落ち着くまで新入荷をあきらめざるを得ません。当店ではまだ在庫がありますので数カ月は現行価格で販売を続けます。

入荷困難豆続出

この間、入荷困難になった珈琲豆が続出しています。モカシダモG-2はほとんど日本に入ってきません。G-4(G-2よりかなりランク低い)は入ってきていますが、クオリティのわりに価格が高いので取り扱いを躊躇しています。ブラジルサントス№2は入荷していますが価格が暴騰し今も値上がりしています。リーズナブルで優しい香味は多くのファンに喜ばれていましたがこれ以上値上がりすると取扱いがむつかしくなります。そして当店一番人気のバリアラビカ神山の入荷も難しくなってきました。すでに日本に入っている在庫がなくなると新たな入荷がむつかしそうです。

珈琲受難の年になりそうです。

 

今月のおすすめ珈琲

今月(3月)のおすすめ珈琲は、コロンビアKYOTOです。

レインフォレストJASオーガニック認証のある珈琲豆です。農園主は日本に観光に来た時、京都の街の美しさに感動し、自分の農園の名前をKYOTOにするほどの京都びいき。その名に恥じない柑橘系の優しくほのかに甘みと酸味を感じられる珈琲はとても上品です。

通常価格740円/100gを720円で提供しています

今月の珈琲&サントス2-3

今月のお勧め珈琲豆はホンジュラスHG。

ホンジュラスHGは、軽い香味が特徴です。HGは、生豆の等級を表します。珈琲豆の等級基準は、国によって異なっていますが、ホンジュラスでは、豆の採れた標高により、分類しています。標高が高いほど、良質の珈琲豆とされ、HG(High Grown)は、900~1200mとなっています。

680円を660円/100gで。

ブラジルサントス№2はとてもリーズナブルで日本では古くから愛飲されている豆ですが、昨年1年で仕入れ価格が4割ほどあがり、今年に入っても上昇しています。№2と№3を合わせ香味チェックでQグレード認証を受けている№2-3Qグレードが少量入荷しましたので販売開始しています。

※ブラジルサントスに№1はありません

価格改定(値上げ)のお知らせ

2月1日より珈琲豆の価格を改定(値上げ)します。

昨年1年で品目により1割~4割仕入れ価格が上がっています。またこの1月にも大幅に上がっており、品質を維持して販売することができなくなりました。

すでにお知らせしておりますよう、やむを得ず2月1日より価格を改定いたします。たいへん心苦しいのですがご理解とご協力をお願いいたします。

今月のお勧め珈琲

【パプアニューギニアシグリ】

海抜1,600mの標高と清涼な気候、十分な降水量と豊かな土壌、更には「一日で一年の気候を繰り返す」と言われる激しい気象の変化は、おいしいコーヒー生育に理想的な環境です。この気候風土により、コクと甘みを感じるシグリの美味しさが育てられていること言うまでもありません。

シグリの苗は、ブルーマウンテンと同じティピカ種。コク、香り、天日乾燥特有のまろやかな甘味、高級品種固有の適度な酸味が絶妙なバランスとなり、一口飲めば多くの説明はいらないと思います。

パプア ニューギニア シグリAA  通常価790円を 770円/100gで (1/31まで)