ロブスタ種(カネフォラ種)

珈琲豆の品種は大きく分けて3種類(アラビカ、カネフォラ、リベリカ)です。

ふだん珈琲店で販売しているものの多くはグルメコーヒーの「アラビカ種」。繊細な香味でコーヒー特有の苦み、酸味、甘みのバランスがよく単品でもブレンド(2種類以上の珈琲豆を混ぜたもの)でもコーヒー好きな人の要望に応えるものです。しかし、アラビカ種は弱く、病気や害虫被害が広がるとあっと言う間に被害が広がります。

今では紅茶で有名なセイロン(スリランカ)もかつてはアジア有数の珈琲の産地でした。しかし病気の蔓延で絶滅状態になり、政府と農家は慌てて紅茶の生産に転換し成功したものです。

一方、香味としては大雑把な苦みが強い「カネフォラ種」。しかし、病気や害虫に強く育てやすいため、かつてはロブスタの異名で有名でした。カネフォラ種はそのため安価で取引され、インスタントコーヒーや缶コーヒーによく使われました。そしてその特徴である強い苦みを使ったブレンドに使われていました。

10年ほど前まで、カネフォラ種はアラビカ種の半額程度で取引されていましたが、ここ数年で少しずつ上がり今年に入ってあっと言う間に価格が2倍以上に急騰しています。もちろんアラビカ種も値上がりしていますが、気象状態や生産国政府の農政の変化により生産量が大幅に減少しているのが原因と言われます。

今月(9月)のおすすめ珈琲

今月のおすすめ珈琲はエチオピア モカクイーン。

通常は、産地(地域)や園地ごとの珈琲豆を取り扱うケースが多いのですが、モカクイーンはエチオピアで採れた豆を厳選し配合して出荷されます。このブレンドの中には、珈琲豆のアラビカ種原産地とされるエチオピア南西部「カファ地方」のコーヒーも使用されています。正しく女王の名にふさわしい、モカらしい華やかな香りと気品を備えた上品な味わいをお楽しみください。ちなみにモカはエチオピア珈琲が出荷される港の名前です。(現在ではこの港は使われていませんが名前はそのまま使われています)

9月30日まで660円を640円/100gで  ※税込み焙煎は200gからです

 

 

18周年

【since 2006】

18年前の2006年7月15日に当店は開業いたしました。

ご利用者皆様のご支援、応援、ご協力本当にありがとうございます。珈琲豆価格の高騰、商品の入荷困難な状況の中ですが今後もよりよい珈琲の提供に努力いたします。

18年と言えば生まれたばかりの赤ちゃんが高校を卒業するまでの長い時間。多くの方に当店をここまで育てていただき、時には励ましの言葉、時にはやさしく叱責いただいた方々に感謝します。7月15日当日、来店いただいたみなさんにささやかな感謝のプレゼントをさせていただきます。

 

 

 

 

復興支援

能登の大地震から半年以上が過ぎているのに、復興は遅々としている。今週、現地に支援物質を届け支援活動に行く方に珈琲豆の届けをお願いすることにした。

最近は被災地のニュースも少なくなり、復興が遅々として進んでいないのに行政は、一部で食糧支援を打ち切るらしい。

  

先の見えない復興に焦燥感をおぼえる方、雨や暑さの中、支援活動を続ける方に珈琲で一時の安ど感を味わってほしい。(被災地の写真は読売新聞より)

珈琲セミナー

6月22日(土)13:30~ 松ヶ丘店にて

参加費:2,000円(アイス用珈琲豆100g付)

内容:珈琲の基礎知識

   いろいろなアイスコーヒー飲み比べ

   珈琲豆焙煎実習

   アレンジコーヒーの作り方 質疑応答

事前申込要  申込・問合せ ℡073-488-3884

珈琲豆価格改定します

珈琲豆の高騰が続いています。

数年前から珈琲豆の価格上昇が続いていましたが、ここ数カ月で価格が急増しています。ニューヨーク市場(アラビカ種)は数カ月で1.4倍に、ロンドン市場(カネフォラ種)は不作時を超えて史上最高値になっています。異常気象による生産の減少、中国・インドなど大人口国での需要急増、輸送コスト、人件費増が大きな原因ですが、さらに日本の場合、円安も影響しています。

当店でもやむを得ず6月1日より一部珈琲豆の価格を改定させていただきます。ご了承ください。また入荷が困難な珈琲豆も増えています。

珈琲セミナー(アイスコーヒー)

6月22日(土)13:30~

珈琲セミナー開催します。今回は基礎知識とアイスコーヒーの種類、淹れ方、飲み比べを中心に行います。アイスコーヒー用豆の焙煎実習も行います。

※事前申し込み要

問合せ、申し込みは、℡073-488-3884(閉店中は留守番電話に連絡先と氏名を残してください)まで