グスターヴ・ホルストはイギリスの作曲家。「日本組曲」という曲も作っている。これマイナーですけど、なかなかいい曲ですよ。
特に有名なのは、組曲「惑星」。初演から大好評を得た。しかし、この曲ばかりが取り上げられる事に彼は不満で「ぜひまた、このような曲を作ってください」というファンの声に「二度とこのような曲は作らない」と不満を漏らした。
そんな中、20世紀の他の作曲家ストラヴィンスキーやドビュッシーに注目が移ると、数十年間忘れさられていた。
カラヤン、ウィーンフィルが1960年代に再演し、また人気が復活する。
日本では「木星」が有名で、CMや、BGM、テーマ曲としてよく使われる。海外でもスポーツの応援歌などで使われる。
しかし、ホルスト自身は「土星」が気に入っていた。重々しく哲学的な曲だ。私は軽い「水星」が好きだ。やはり人間性か。
少しづつ大きく激しくなるリズムで始まる「火星」から、最後は暗く深い宇宙に消え去るような女声コーラスで終わる「海王星」まで1時間弱。今日は5回も聴けた。