珈琲豆の焙煎【概要 その2】

 珈琲豆に熱を加えると、香ばしい香りがしてきます。そして豆の色は薄い緑白色から、こげ茶色に変わってきます。
 しかし、変化はそれだけではありません。
下の写真を見ていただくと分かると思いますが、豆が大きくなっています。この変化については後日詳しく述べますが、大きくなること(中に無数の小さな空洞ができる)によって粉砕(ミルで挽く)ができるようになります。
 生豆は硬く、小石のようです。しかし焙煎すると親指と人差し指で挟んで力を入れると砕けます。
 焙煎した珈琲豆にチョコレートをコーティングしたものが販売されていますが、生の豆では硬くて食べることはできません。
 また、焙煎することによって豆の成分も変化します。あの香ばしい香りや珈琲の苦味、酸味、甘みが楽しめるのはそのためです。

珈琲豆の焙煎【概要 その1】

facebookコーヒーの豆知識に掲載したものを転記します。

珈琲豆の焙煎【概要 その1】
 珈琲豆は以前述べたように植物の種です。
珈琲発見当初は、豆(種)ではなく、実を食べたり煎じて飲んだりしていました。そして、それは食物や飲料としてと言うよりは薬として用いられたとされています。
 そして、いろいろな説がありますが、何時からか珈琲の種(豆)に熱を加えてお湯を加えて飲むと、おいしいとされ、世界中に広がりました。
 上記のように、珈琲の豆に熱を加える過程を「焙煎」と言います。辞書で引くと「(食物などを)乾煎りすること」と出てきますが、一般的には焙煎と言うと、生の珈琲豆に熱を加えることとされます。
 珈琲の生の豆は自家焙煎の珈琲屋さんに行けば見ることができます。薄い緑白色をしており、臭いは植物の生臭さが少しします。これに熱を加えることによって薄茶色から茶色、そして焦げ茶色になり、茶色になってきた頃には、コーヒーの香ばしい香りが出てきます。
 この焙煎をどこで止めるかが焙煎職人の腕の見せ所になります。(【概要 その2】に続く)

今月のお勧め珈琲

 今月のお勧め珈琲は、モカシダモG-2。
正式名称、エチオピア連邦民主共和国。アフリカ大陸の北東に位置し、約80の民族8000万人の人口をかかえています。経済的には、非常に貧しく、かつての内戦や近隣国との戦争、クーデターで貧困や飢餓が今でも蔓延しています。 
昔、ヤギ飼いの少年が自分の飼っているヤギたちは、だんだん元気がなくなり心配していましたが、そのヤギが赤い実を食べたとたんに元気になったので、調べるとそれがコーヒーの実。その実を村に持ち帰り、病人に食べさせるとその病人も元気になった。と言う伝説からコーヒー発祥の地と言われており、最近の研究でもコーヒーは、エチオピアから広まったとされています。
コーヒーを日常的に飲む習慣はエチオピアから始まり、集会や祝い事、また哀悼の場など、そして眠気覚まし等に用いられていました。
今日では、コーヒー豆を煎じ、砕き、そして沸かしていただくコーヒー・セレモニーは、エチオピアの社会生活に欠かせないものとなっています。招待した家の女性が豆を煎じます。沸かす為の炭火コンロが置かれる床には、新鮮な草や花が敷かれ、またインセンス(お香)を焚いて辺りの空気を清めます。エチオピアのコーヒー・セレモニーは、最低1時間程かかります。その間に3杯のコーヒーをいただきながら、お客や近隣の友との語らいの場となっています。
エチオピアで生産されたコーヒーは、海を挟んだイエメンの港町から世界中に出荷されていました。この港がモカ港です。いまではモカ港から出荷はありませんが、エチオピアやイエメンから出荷されたコーヒーがモカ(イエメンのものは区別のためモカマタリとする事もあります)と呼ばれるのはそのためです。
シダモG2の特徴
この豆は近代的設備で水洗精製されサイズが均一に欠点豆も少なくなっています。
モカ・フレーバーは薄く、甘酸っぱくシトラスのようなフレーバーがあります。モカ(エチオピア)コーヒーは、2008年春に農薬が検出され、数年間、輸入停止になっていました。現在では厳重なチェックを通ったものだけが市販されています。
 通常価格(100g)400円を8月31日まで 380円で提供します。 

明日から7周年プレゼント!

 以前にもお伝えしましたが、明日(7/13)~15日まで、開店7周年記念で、ご利用いただいた皆さんに、粗品プレゼントします。

 今日も、とても暑いです。でも少し風があって、入り口の花達が風に踊っていました。落ちてしまった花は、店内で涼しく泳いでいます。

 

ありがとうございます!7周年

 ありがとうございます。
当店は、この7月15日で7周年を迎えます。
今後も皆様の励ましと叱咤を糧に、よりよい珈琲豆をよりおいしく焙煎し、お渡しできるよう努力していきます。

 7月13日(土)~7月15日(月)までの間に当店ご利用の皆様に、ささやかなプレゼントをさせていただきます。

今月のお勧め珈琲

 今月のお勧め珈琲は、タンザニア マサマ キリマンジャロ。
アフリカ大陸で一番高い山キリマンジャロの麓にあるマサマ村(標高1000m)で収穫されたキリマンジャロコーヒー。
 独特の上品な酸味は、夏によく合います。実は紅茶の国、イギリスの王室御用達。
 この機会にぜひお試しください。

 通常価 400円/100gを380円で。

ブルーベリー狩

 店のケーキやパフェに使うブルーベリーを買いに有田川町の坂上ファームへ。
 買ってすぐ帰ろうと思ったけど、坂上さんが「ブルーベリー狩やってけよ」とお誘いいただいたので、お言葉に甘えて‥。
 完熟のブルーベリーの見分け方やブルーベリーのウンチクを聞きながら、「摘んだブルーベリーは食べていいよ」と言われたのでタップリ食べました。
除草剤を使わないので草がボウボウで、斜面はキツカッタけど楽しかった。

  

緑の中へ

 昨日の休みは、ゆっくり寝て、窓から見える山の緑に誘われて山の中へ。
ナビの指示通り運転すると、道がどんどん狭くなる。対向車が来たらどうしよう‥。
 周りは深緑から黄緑のグラディエーションの隙間から太陽光線がまぶしい光景が続く。
 目的地に何とか着いて山椒のジェラードを‥。山椒の木を初めてみた。
鳥の鳴き声、新緑、広い空‥いいなぁ。でも病院もコンビ二も何もない。ここで暮らすのはたいへんだな。