遅い秋の始まり?

 今年は、10月まで暑かったからか、秋を飛び越して冬になりそうな雰囲気。
 でも、昨日、和歌山城沿いの道路を走ると木々が色づき始めていた。思わず、駐車場に車を入れて、しばし散策。ゆっくりを樹や葉の色を見ることがしばらくなかったなぁと歩くと、秋の始まりを見つけられました。冬には、もう少し待ってもらいたいな。

人類資金

 映画「人類資金」を観てきました。
 原作のほうがおもしろい。たしかに映画では時間的制約が多いし、想像力を映像で表現するのは限界がる。
 この映画、そして書籍の販売方法がおもしろい。1巻の発売が8月で、映画が10月上映なので、最初から映画化が決まっていた。
 そして、1巻は特別料金、2巻以降の500円の半額。更に1巻の前半は、ネットで無料で読むことが出来た。つまり、計算されつくした販売方法だ。
 ネットで読んで、おもしろいと思い、本を買った。そして映画を観た。完全に販売プロデューサーの思い通り。
 原作では、リーマンショックの裏側やアベノミクスの失敗など、リアリズムに徹しているのに、映画では‥。まあ、限界もあるか。

 

今月のお勧め珈琲

 今月のお勧め珈琲は、グァテマラエルインフェルト。
 珈琲を味覚で、ランク付けするというのは、珈琲の歴史の中で、ごく最近になってからです。
 かつては、生産国の違いだけで区別されていましたが、20世紀後半になって、生産地の高度、豆の大きさ、欠点豆の割合、生産農園などで、珈琲豆はランク付けされてきました。
 しかし、20世紀終盤になり、珈琲を統一した味覚でランク付けしてほしいという消費者の要望にそって、1997年から、やっと国際的に珈琲の味覚をランキングするカップオブエクセレンスが発足し、生産国各国でのランキング、そして各国の?1を集めて。その中でランキングを争うようになりました。
 2008年、世界一に認定されたグァテマラエルインフェルトをこの機会にお試しください。
 カップオブエクセレンス(COE)は非常に厳しい国際審査によって評価される称号です。毎年、各国各農園から選ばれた珈琲を予備選抜し150品を限定し、国内審査で80品程度に絞り、国際審査で
El Injertoエルインフェルトは、なんとCOEで2008年世界一位。2006年、2009年、2010年でグァテマラ国内1位になっています。45品程度に絞られたものから更に選抜され順位がつけられます。

 通常価550円/100gを500円で。11月30日まで

ハワイコナ ファンシー取扱い中止

以前、お伝えしましたが、ハワイで害虫(ベリーボーラー)が異常発生し、ハワイコナの高級品(エクストラファンシー、ファンシー等)は、ほぼ壊滅状態となっています。
ごくわずかに残った高級品は、異常な高価格で取引されており、当店では取扱いを中止しました。苗の植え替えなどのため、2年間くらいは収穫できないものと思われます。
お土産物などの一般品は、通常通り出回っていますが、こちらも品質の低下(虫食いなど)は逃れない状況です。
ハワイコナファンの方には申し訳ありませんが、取扱いを一時中止します。申し訳ありません。

 

今月のお勧め珈琲

今月のお勧め珈琲は、カリビアンモカ。
 原産国ドミニカ共和国 農務省の保証されたプレミアムコーヒーです。
 カリビアンモカは、ドミニカ イスパニョラ島北部の高地モカ地区で日当たりの良い海抜斜面を利用しドミニカ政府が品種改良し栽培に力を入れて栽培されています。香り高くソフトな味わいを持ち、愛飲家より高い評価を得ています。
品種はグルメコーヒーに使われるアラビカ種の中でも、ブルーマウンテンと同じ最高級のティピカ種です。 有機栽培で、生産量は年間1200~1500袋、実はその殆どがヨーロッパ向けで日本に入ってくるのは僅かです。 やわらかな香りと豊かな酸味が特徴の高級グルメコーヒーです。

ドミニカ共和国は、カリブ海でキューバに次いで2番目に大きなイスパニョーラ島の東部3分の2を占めており、ハイチと同じ島内で隣接しています。
国の面積は日本の九州に沖縄県を合わせたくらいの大きさです。赤道の北に位置し、ちょうどカリブ海の中央に位置しています。
コロンブスに「発見」されて以降、フランス、スペイン、ハイチ、アメリカなどによって長い間、植民地とされてきました。
20世紀後半からは、経済成長が著しく、繊維製品や電気製品の輸出がすすんできました。
中西部にはカリブ海でもっとも標高の高いドゥアルテ山(3175m)のある山脈が走っています。海はエメラルドグリーンに美しく、世界各国からこの美しいビーチリゾートへの観光客が多く訪れます。またカリブ海地域で、もっとも歴史的な遺産が多いことも、ドミニカ共和国の魅力のひとつになっています。
 モカの名前が使われますが、これは生産地名で、一般に言われるモカコーヒー(エチオピア産)とは、まったく別のものです。

通常価格 360円/100gを340円/100gで。
     

いただきました

 今年の春、人事異動で沖縄に転勤されたお客さんから、泡盛を送っていただきました。和歌山から沖縄への異動は、栄転か左遷かの質問を最後にみえたときに、投げかけられました。
 もちろん、私は「栄転ですよ」と言い切り、お客さんは「いやー、どうかな。と言いつつ、千葉の家族は夏に遊びに行くところが増えて喜んでいる」と嬉しそうでした。
 もう一つは、高校生のお客さんから、家族で白浜に行ったお土産です。今日は、泡盛を飲んで、白浜温泉に入って寝ますか。

珈琲の日

 「珈琲の日」と言うのをご存知でしょうか?
珈琲の産地は、赤道付近ですから、ほとんど常夏と言っていいほど、季節がありません。珈琲も、年がら年中栽培され、収穫されています。
 で、10月1日以降、出荷された珈琲は、新年度産珈琲になります。って言うか、そう決められました。
 当店でも、それに便乗して、今日から30日まで、当店をご利用いただいたお客様に、粗品をプレゼントしています。
 手軽に珈琲を楽しめるドリップパックです。
 

今月のお勧め珈琲+1

 今月のお勧め珈琲は、ブリンジ ブルボン。
ブリンジ、知ってますか?
正式名称、ブリンジ共和国。首都はブジュンブラ。
アフリカ大陸の中東部に位置し、タンザニア、ルワンダ、コンゴに囲まれています。
19世紀から20世紀中ごろまで、国民と国土が、他国の戦争の犠牲になったり、植民地になったりしており、隣国ルワンダ同様にツチ族、フツ族の民族紛争・虐殺やクーデターなどで、政情不安になり、貧困や飢餓がつい最近まで蔓延していました。
2003年に民族紛争の停戦合意締結を始め、2006年には最後の武装勢力も停戦合意に参加したため、2009年に和平プロセスがやっと完了しました。今後の平和的民主化と発展が望まれます。
国土の6割が丘陵地を占め、山と丘と湖の自然に恵まれて、最貧国の農業国になっています。コーヒーと茶葉がほぼ唯一の輸出品。コーヒーはベルギーの植民地時代の1930年代に栽培が始まりました。ブリンジブルボンは標高1200mから1600mのkarusi地区で栽培され、完熟のものだけを選び、良質のカップテストに合格したものだけを厳選して、日本に送られます。ブルボンはコーヒーの種で、ブルボン種コーヒーは、日本では特に好まれています。
特徴的な香味
アフリカ産の珈琲は、一般的に酸味が強いのですが、このブルンジブルボンは、甘みが際立っています。もちろん酸味も感じられますが、甘みが特徴的で、酸味を抑えているように感じます。苦味もとても控えめです。香りも柑橘系の甘さが前面にでています。
強い苦味・酸味などの刺激を求めるのではなく、フンワリとした香味のコーヒーの好きな方には好まれるコーヒーだと思います。

ブルンジ ブルボン 通常価格(100g)390円を
9月310まで 370円で提供します。  

 そして、今月から販売開始します、バリアラビカ神山ハニー。
今までのバリアラビカ神山も定番で販売しますが、ハニーは精製方法を変えて、甘みを出しています。お試しください。

 

風立ちぬ

 先日、映画「風立ちぬ」を観に行ってきました。
何かと話題に事欠かない映画です。私は、基本的にアニメはビデオ(DVD)で十分と思っている一人ですが、なぜか映画館に‥。
 「タバコを吸うシーンが多過ぎる」「未成年(?)がタバコを吸うシーンがある」「病気の妻の横で吸うのはひどい」と嫌煙家からは非難ごうごう。
 そして、右よりの若者達からは「反日ジブリ」「反戦サヨ(左翼)映画」だそうで、そこまで言われている映画なら、ビデオ化を待たずに‥となりました。
 タバコを吸うシーンは、たしかに多い。でも、昔はいろいろな所でタバコを吸う人を見かけた。歩いていても、学校(大学)の廊下でも、バスや電車の中でも‥。不自然ではないな、と思った。
 病気の妻のシーンでも、主人公は「タバコを吸いたいから‥」と部屋を出て行こうとするのを妻が止めている。これはこれで、いい恋愛表現だ。
 「反日ジブリ」‥についても、ジブリの中心人物は、反戦平和をいろいろな場所で表明しているが、反日や左翼と決め付けるのおかしい。
 たぶん、映画全体を見ないで、一部だけを問題にしているのではないだろうか。
 たしかに、昔はタバコの需要を増やすため、映画のかっこいい主人公に、タバコを無理やり吸わせたり、女性にタバコを広げるため、美しいヒロインにタバコを吸わせる「宣伝」はあったようだけど‥