グラッツェ

エスプレッソコーヒーのお店グラッツェに行きま
した。
お目当ての美女は不在でしたが、別の美女が。
エスプレッソマシンが不調で、ジュースを。
しかし、氷が品切れで、走って買いに行ってくれました。だから誰もいません。
ドリップでよければ、店番するのですが。そうもいかず…

9.25 珈琲セミナー

 当店では、3ヶ月に1回、珈琲セミナーを開催しています。
 よみうり文化センターの主催です。(なぜそうなったかは、かなり込み入った事情がありますので‥またの機会に someday never come?)

 今回は、9月25日に開催です。午後1時半~と6時半~、当店で。
コーヒーの基礎知識を勉強していただき、後半では実際に淹れていただきます。
せっかく、高い珈琲豆を買っても、淹れ方がよくないと、おいしいコーヒーはできません。また豆の保存も気をつけないと、すぐに劣化し、香りも味も台無しで、身体によくないものになってしまいます。

 約1時間半で学び、実践しておいしいコーヒーを淹れられるようになります。
詳細、申し込みは、073-428-2540 よみうり文化センターまで。定員オーバーの場合はキャンセル待ちになります。また参加者が3人未満の場合は中止します。

facebookの功罪&i-roast

 facebook をやってます。GreenBeans wakayama 名で。
いつも不思議に思うのは、生年月日、出身校(高校、大学)、勤務先、携帯番号、出身地、住居地、趣味、友人、etc.まで、個人情報を公開している人が多いことだ。たしかに自分と関係のある人を探すには便利だ。
 しかし、個人情報が悪用されるとは思わないんだろうか。
電話番号だけでも、オレオレ(振込み)詐欺が成立する昨今、これだけオープンにするのは、ちょっと危険では?と思ってしまう。
 今日のお客さんの話では、就活で、面接にいった会社がfacebookで自分の事を調べていたと言っていた。
 なるほど、履歴書には名前も生年月日も出身校も書いてあるのだから検索は簡単だ。面接で真面目なことを言っていても、facebookでの「つぶやき」や友人との「会話」から、対象者がどんな人間かは簡単に想像できる。雇う側としては便利だが‥。
 これを今、政府が導入を検討している「マイナンバー」と組み合わせれば、政府は、個人個人の収入、病歴、戸籍、渡航暦、犯罪暦、交通違反暦などを掌握できる。そして、もしそれがハッキングされたら‥

 うーん、いろいろ考えてしまった。少し嫌な気持ちになったので、焙煎を。
グァテマラをi-roster で焼いて、飲みました。
 現物の豆は、もっと深く焼けてます。(写真写りわるいな)

 

グァテマラ SHB

グァテマラ、あるいはガテマラと表記される国、あるいはその国で採れる珈琲豆。
グァテマラは、メキシコの南東で、中米の北端に位置し、東と西を、太平洋と大西洋(カリブ海)に挟まれた国です。
住民の半数以上は、マヤ系の先住民族で、16世紀から18世紀まで、スペインに征服されていました。

 グァテマラ西部に位置するチチメス山の山頂、標高約1500メートルにある地がコーヒー栽培に対する気象環境が優れている点も特筆出来ます。
 適度に降る山岳地帯特有の雨により、土壌には絶えず必要な湿度が維持され、根は充分に養分が送り込まれるようになり、健康的な木々が育成できる環境に加え、寒暖の差が大きく、甘味が増えるようになっています。
また農園主のこだわりから、完全に熟したチェリーだけを収穫するという方法は、40年以上も勤続した農園従事者によって守られ、乾燥までの行程を全て農園内にて管理しており、出来る限りの品質維持に努めています。

 農園の基本的な考えは自然の中でのコーヒーとの共存でありコーヒーを脱穀した殻は、完全に醗酵される状態まで置かれ、若い苗木の肥料としてリサイクルされます。
 豊富な山の水は、自然の傾斜を利用して各行程間の運搬通路にも活用され、段々畑の途中には、12ものパティオ(中庭)を配置することによって、収穫されたチェリー毎の天日乾燥が可能になっているなど、随所に農園の考えが盛り込まれています。
全 てが自然の力によって成り立ち、鮮やかなコクと香りに優れた甘味のあるコーヒーが収穫されます。

SHBは、グァテマラで珈琲のランクでの最上級を示す表記です。

mano cafe

和歌山にお住まいのエスプレッソファンの皆さんにグッドニュース。
本格的エスプレッソのお店、mano cafe まもなくオープンです。
昨日の休みに、ちょっと覗いて来ました。まだ内装工事中。しかし、看板も上がり、いいセンスのお店です。立地条件もいいなぁ。
 和歌山日赤病院の北、真砂町バス停の前です。

 

 お客さんが引いたので、CDを‥ ジャズもなかなかいいですね。ジャスラックさん、ご心配なく、聴いてるのは私だけですから。

 

コピ・ルアック

コピ・ルアック(Kopi Luwak)。
「かもめ食堂」などの映画やバラエティ番組でもよく取り上げられていますから、名前は聞いたことがあるでしょう。
実はコピ・ルアックとはジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことです。

 ジャコウネコが赤く熟れたコーヒーチェリーを選んで餌として食べ、種子にあたるコーヒー豆は消化されないので、そのまま排泄されます。
その糞の中からコーヒー豆を取り出し、きれいに洗浄して、天日干しした豆がコピ・ルアックです。

  

 一説によると、ジャコウネコ腸内の消化酵素の働きや腸内細菌による発酵によって、コーヒーに独特の複雑な香味が加わるといわれています。
ちなみにこのジャコウの香料はシャネルの香水にもブレンドされているようです。

 希少価値もあり、かなり高価で取引されています。有名な珈琲店で見るとどこも、200g1万円はくだらないようです。

 しかし、問題があります。本当にジャコウネコの糞から取り出した豆かどうかは、信じるしかないこと。そして、その香味がそれだけの価値があるのか。と言う問題です。
 私も、数年前に神戸のある店で「コピ・ルアック」コーヒーを飲んだことがあります。たしか1杯3000円くらいでした。
 しかし、そのときの感想は、正直言って「少し酸味のあるトラジャコーヒーみたい‥いや、かなり苦味の利いたケニアか?」であって、独特の複雑な香味が加わるとは、思えませんでした。
 いや、3000円も払ったんだから、きっと本物でしょう。そう信じたい。信じるものは救われる。いや、信じるものは足をすくわれるのか?

 1995年にコピ・ルアックは、「ジャコウネコの排泄物から集めた世界一高価なコーヒー」として、イグノーベル栄養学賞を授与されています。

ハワイコナ そして 困った奴ら

 ハワイに行ったことのある人や友人・知人がハワイに行ったことがあれば、コナコーヒーの名前は聞いたことがあると思います。
 珈琲豆は、その生育する気象条件のために、一般に発展途上国で収穫されるのですが、ハワイ諸島は、ご存知のようにアメリカ合衆国の州です。

 ハワイ諸島の中で「ビッグアイランド」の愛称で親しまれているハワイ島。そのハワイ島の西部コーヒー農園が広がるコナ地区がハワイコナの生産地です。
 当店で取り扱っているエクストラファンシーはその中でも最高級品です。   有機農法、手作りの為、世界のコーヒ総生産量の1パーセント以下でしかなく、一般的には他の種類の豆 とコナ産の豆 10% 程度割合でブレンドされて販売されているのが実情です。 
              
 ハワイ島にある3つの火山の活発な噴火活動により、コナ地区の土壌は、肥沃で、水はけが良く、日中に降り注ぐ南国の太陽と適度な降水量、さらに昼間の暖かい海風と夜の冷たい山風などの自然環境は、まさにコーヒー栽培に理想的とされる条件が全てそろっているのです。 
 ハワイコナは1818年に苗が移植されて以来、ティピカ種100%が守られ続けられてきています。
 マウナロア山の豊かな火山性土壌、コーヒーの木を強い陽射しから守る午後の雲、十分な降水量、強い風からコーヒーの木を守る防風林。これらの組み合わせが、最上の味と香りを持つコーヒー豆を栽培するにふさわしい完璧な環境を作り出しています。
 ハワイ州政府の厳密な規格管理のもとで精製された、見栄えの良い大粒な豆は、芳醇な香り、苦味の少ない独特な酸味と甘味を持っています。
 しかし、今、ハワイコナは、ベリーボーラーという虫の大発生によって大打撃を受けています。珈琲の実の中に卵を産みつけ、孵化した虫はコーヒーの種(珈琲豆)も食べてしまいます。
 虫(ベリーボーラー)に味覚があるかどうかはわかりませんが、同じコナコーヒーでも高級品から被害にあっているようで、エクストラファンシーは、ほぼ壊滅的被害と聞いています。今後、品薄・高価格はさけられません。

 害虫は人間にとって害があるので、害虫と呼ばれます。しかし、その困った奴ら(害虫)も生態系の中では必要なものです。
 たとえば、バッタ。大発生して農作物を一気に食い尽くす彼らは、農業関係者以外からも害虫として嫌われます。
 しかし、そのバッタは、他の病原菌を運ぶ虫を食べ、バッタの糞は農作物の栄養源として重宝され、バッタ自身も家畜のエサになっています。

 人間でも、空気を読まず喋り捲る人、年がら年中ぼやいている人、やたらプライドの高い人、サボってばかりの人‥‥そんな人たちもきっと、この社会の中では必要とされているのでしょう。排除や敵対・イジメの論理ではなく、感情を抑えて、共存共栄できる工夫や配慮が必要なのでしょう。