香りの話
フレグランス、アロマ、フレーバー。一般的に日本語では、「香り」。あるいは広く「臭い」ですね。
でも、珈琲の世界では、フレグランス、アロマ、フレーバーは、分けて考えられています。
珈琲の豆を焼いた(焙煎)時やミルで粉砕したときに、感じるいい香り、ホントにいいですよね。これがフレグランス。
淹れたコーヒーから漂う香り。これがアロマ。
そして、コーヒーを口に含んだときに、口の中から鼻に抜ける香り。これがフレーバーです。
たとえば、同業者の方が、お店にみえると何も言わなくても同業者だとわかります。
一般の方とは、飲み方が違います。コーヒーを飲むときに、まず、鼻をコーヒーカップに近づけてアロマを十分に確認し、それから少量を口に含み、口の中全体にコーヒーを広げてフレーバーを確認しています(見えるわけではありませんが、仕草で)から、すぐに「あ、コーヒー関係の方だな」とわかります。
※この区別は、珈琲業界だけの話で学術的に正確かどうかは保障しませんのであしからず。