バリアラビカ神山

【バリアラビカ神山の品不足と高価格】

前回、入荷困難とお伝えした「バリアラビカ神山」ですが、原因がわかってきました。この豆はインドネシアのバリ島(リゾート地として有名)で栽培、精製した珈琲豆で「神山」はバリ島の山には神様がいるという伝説から珈琲業者の日本人がつけた名前です。「神山」はシンザンと読み、世界中でSHINZANの名前で流通しています。

実は、このバリアラビカ神山ではなく、別のインドネシア産珈琲豆から農薬が検出され、インドネシアから輸入する珈琲豆すべてが検査対象となったそうです。そのため原因調査と対策のために入荷が滞っているのが原因だとわかりました。

しかし、品不足になり価格が上がれば買いあさる業者が出てきて更に品不足を招き価格が上昇しているという悪循環になっているそうです。

輸入再開のメドは立っているようですが、品不足と高価格はしばらく続くようです。今後価格が落ち着くまで新入荷をあきらめざるを得ません。当店ではまだ在庫がありますので数カ月は現行価格で販売を続けます。

入荷困難豆続出

この間、入荷困難になった珈琲豆が続出しています。モカシダモG-2はほとんど日本に入ってきません。G-4(G-2よりかなりランク低い)は入ってきていますが、クオリティのわりに価格が高いので取り扱いを躊躇しています。ブラジルサントス№2は入荷していますが価格が暴騰し今も値上がりしています。リーズナブルで優しい香味は多くのファンに喜ばれていましたがこれ以上値上がりすると取扱いがむつかしくなります。そして当店一番人気のバリアラビカ神山の入荷も難しくなってきました。すでに日本に入っている在庫がなくなると新たな入荷がむつかしそうです。

珈琲受難の年になりそうです。

 

今月のおすすめ珈琲

今月(3月)のおすすめ珈琲は、コロンビアKYOTOです。

レインフォレストJASオーガニック認証のある珈琲豆です。農園主は日本に観光に来た時、京都の街の美しさに感動し、自分の農園の名前をKYOTOにするほどの京都びいき。その名に恥じない柑橘系の優しくほのかに甘みと酸味を感じられる珈琲はとても上品です。

通常価格740円/100gを720円で提供しています