先日、映画「風立ちぬ」を観に行ってきました。
何かと話題に事欠かない映画です。私は、基本的にアニメはビデオ(DVD)で十分と思っている一人ですが、なぜか映画館に‥。
「タバコを吸うシーンが多過ぎる」「未成年(?)がタバコを吸うシーンがある」「病気の妻の横で吸うのはひどい」と嫌煙家からは非難ごうごう。
そして、右よりの若者達からは「反日ジブリ」「反戦サヨ(左翼)映画」だそうで、そこまで言われている映画なら、ビデオ化を待たずに‥となりました。
タバコを吸うシーンは、たしかに多い。でも、昔はいろいろな所でタバコを吸う人を見かけた。歩いていても、学校(大学)の廊下でも、バスや電車の中でも‥。不自然ではないな、と思った。
病気の妻のシーンでも、主人公は「タバコを吸いたいから‥」と部屋を出て行こうとするのを妻が止めている。これはこれで、いい恋愛表現だ。
「反日ジブリ」‥についても、ジブリの中心人物は、反戦平和をいろいろな場所で表明しているが、反日や左翼と決め付けるのおかしい。
たぶん、映画全体を見ないで、一部だけを問題にしているのではないだろうか。
たしかに、昔はタバコの需要を増やすため、映画のかっこいい主人公に、タバコを無理やり吸わせたり、女性にタバコを広げるため、美しいヒロインにタバコを吸わせる「宣伝」はあったようだけど‥