人類が地球上で生態系の頂点として君臨し始めて、大きく地球環境は変化し始めた。特に18世紀後半の産業革命以降は、大気・水質・土壌汚染、森林伐採、資源採掘によって、多くの絶滅危惧種を生んだ。
実は、私も今日改めて絶滅危惧種に接近した。
当店に来られた若い女性3人。どうやら大学生?まあ、お客さんの平均年齢が40歳を超える当店では珍しい。
しかし、なにか違和感が‥。なんだろう?と思いつつ、私は仕事に打ち込むまじめな珈琲職人。
‥と、すぐにその3人の年齢を合計したくらいのオバさ‥オバ‥オォ‥お姉さまが(ああ、危なかった)、2人来店。
そして、その時、さっき感じた違和感が実感に変わった。後で来られたお2人は、2人とも茶髪。若い女性3人はみんな黒髪だった。
若い女性(若くない女性も)のほとんどが、髪の毛を茶色などに染めている昨今、黒髪の若い女性が3人も。これは、すぐに環境省に連絡を取って保護を要請しなくては‥。
今や日本だけでなく、アジア諸国でも髪の毛を染める女性が多い。戦後、アメリカ発の映画やテレビドラマ、人形まで使ってアメリカ基準の「美人」が輸出され、それが浸透し、各国の伝統的な「美」の基準まで変えられた。
美人は、肌が白く、金髪で、二重まぶたで鼻が高く、面長で痩せ型のグラマー。肌の色はなかなか変えられないが(変えた人もいたけど)、髪の色は簡単に変えられる。まぶたや鼻は金と勇気が必要。やせるのはダイエットか。簡単な「美人」変身は髪の色を変えることなんだな。
しかし、それで大多数の若い女性が(男性も)髪の毛を染めるのは、どうなんだろう?
今日は、絶滅が危惧される若い女性3人を迎えられた。ポリシーを捨てないで‥。