パティシエ君がガレットブルターニュを焼いた。
へぇー。で、そのガレージブルータスって何? とりあえず試食をする。
うーん、オイシイのかマズイのかもよくわからない。
何か、なんか、なんて言うのか‥和菓子みたい。数人の常連のお客さんに試食してもらったけど‥‥‥
(・e・)みんなそんな感じ。
あかんなぁ。我々(いっしょにして失礼!)下々の者には、このような高貴な焼き菓子はわからない。いっしょに作ったフィナンシェは、わかりました。おいしかったです。
月別: 2012年5月
諸行無常
今日は、2年ぶりに来店されたお客さんと話をした。
「マスター太ったなぁ」 そう、2年前私は痩せていた。2年前の健康診断の備考欄には「痩せすぎです。バランスよく十分な栄養を取ってください」と書かれていた。
そして1年前には「メタボの傾向があります。食べ過ぎに注意し、適度な運動を…」と書かれた。その後も私のウエストは成長を続けてきたから…たった2年で人は大きく変わる。
ビールを飲みながらケーブルテレビを見ていると「ターミネーター」をやっていた。一番最初のやつ。
おお、若い! ターミネータ2や3に比べると明らかに若い。
ターミネーターって歳を取るんだ。ロボット(サイボーグ)も歳を取るんだから、人間も変わるわけだ。
わらびもち
夕食後、すこし空腹感を感じたので、冷蔵庫を開けると。わらびもちが…。
しかし、「わらびもち」と書いてあるが、原材料は、砂糖、加工澱粉、ソルビット。これだけ。
原材料表示は、内容量の多いものから表示しなくてはならないから、砂糖が一番多い。そして加工澱粉。澱粉を加工したものか。いったい何だろう。そして、ソルビット。甘味料だな。
加工(これがわからない)した澱粉と砂糖を混ぜ合わせ、更に甘味料を足したもの。これを「わらびもち」と表示してもいいのか?
しかし、消費期限が今日だったので、食べてしまった。たしかに甘い。
こんな訳のわからないものを食べて大丈夫なんだろうか?まあ、食べちゃったけど。
全員一致なら‥
物事を決めるとき、古代ギリシャでは、直接民主主義で、論議を経たのち、採決で‥というのがルールだった。
これは、現在まで民主主義的な決定方法のルールとして直接か間接かの違いはあっても変わっていない。
しかし、古代ギリシャでは、ある案件に短時間で全員が「賛成」あるいは「反対」となった時には、その案件を保留にするというルールがあった。これは十分な論議が尽くされていない、あるいは参加者が十分考察し意見を述べ合っていないと考えられたからだ。
これは、時間はかかるが素晴らしいルールのように思う。
逆に、今の日本では、早く結論を出すことばかりが求められている。少数意見を切り捨て、従わない者には厳罰や恐怖を与える。早く全員一致(少数意見は排除し)を‥と求めている。
マスコミも煽る、電力不足だから原発の稼動を‥。財政不足だから消費税の引き上げを‥。国際社会から乗り遅れるからTPPの承認を‥。
本当に電力不足?消費税を上げたら、単純に税収は増えるのか?TPP加入で日本に利益はある?
疑問は持たず、賛成しろか??北の国を笑えなくなりそうだ。
妖精の舞い降りた日
今日は、妖精が店に舞い降りた。
私の邪悪で不謹慎な心を、きれいに掃除してくれる微笑を携えて。
恐れ多くも、珈琲豆の焙煎を依頼していただいた。ありがたき幸せ。
焙煎を待つ間、テーブル席にお座りいただくことに。
もし、この焙煎に問題があれば、失敗した某国のロケット技術者のようになっても不満はありません。(あの技術者達が、どうなったかは知らないが)
緊張の10分間。彼女はテーブル席で静かに何かを読んでいる。後ろからは見えない。
普通のお客さんなら、新聞や雑誌、だいたいは携帯のメールやゲームで時間をつぶすのだが‥彼女に限ってはそんなものは読まない(はずだ)。
ほとんど、身体を動かさず、姿勢よく静かに。後姿も神々しい。
何を読んでいるのだろう。純文学か?いや、彼女に似合うのは、ハイネ詩集。いや、ヘッセ詩集でも‥。
焙煎が終り、珈琲豆を渡しにテーブルへ。彼女が見ていたのは、携帯 だった。
いや、これは私の様な無粋な目に見えた幻覚だ。うん、そうだ。そうに違いない。今日は家に帰ったら、石鹸できれいに目を洗おう。
コーヒー1杯の値段
コーヒー1杯の値段は、どう決まるか?
コーヒー屋や飲食店、関連業種の方以外は、たぶんあまり関心ないでしょう。
いや、その当事者の中でも、なんとなく、他の店に合わせて、このくらいなら‥と言う方もいるでしょう。
実は、まず一定期間に想定される客数での必要経費(減価償却含む)をだします。家賃や水道光熱費、材料費、人件費、消耗品、備品代、広告代‥‥それを客数で割り、1杯の最低料金を決めます。これが基本。
もちろん、これでは1杯千円以上のコーヒーが必要になる場合もあるでしょう。しかし、これでは、お客さんが来ませんから価格調整がいります。また客数は大きく変動しますから計算どおりにはいきません。ライバル店などの相場も考慮する必要があります。
地域により経費も変わりますから、価格も変動します。和歌山市周辺では、コーヒーは1杯300円~450円くらいが相場でしょうか。
今日、ある珈琲店のマスターが来たので、話していると、コーヒーの値段を上げる店が増えていると言ってました。もちろん、珈琲豆が昨年大幅に上がったことが原因だそうです。
で、彼が言うには「(GreenBeansも)上げたほうがいい」です。
もちろん、経費が上がっているのですから、上げるべきでしょうし、お客さんも納得してくれるでしょう。
しかし、彼の真意はそうではなかったのです。
「安いとクオリティが低いイメージにつながる」と言うのです。
その話を聞いて、サラリーマン時代に聞いたあるセミナーの話を思い出した。
外国のある化粧品メーカーが画期的な化粧品を低価格で販売し始めた。キャンペーンも大々的に行った。しかし、その商品はまったく売れなかった。
困った経営陣がコンサルタントに相談すると、3ヵ月後には、生産が追いつかないほど売れはじめた。
実は、その化粧品の外ケースをプラスティックからガラスに変え、商品名を変えた。中身は同じ。そして、販売価格を3倍にした。それだけ。
つまり、どんなにいいものでも、安い価格の商品には消費者は魅力を感じない。
なるほど。しかし、価格変更すべきか?ハムレットのように悩む今日、このごろです。
祝!
ヒマ時々大忙し2
ヒマ時々、大忙し
今月のお勧め珈琲
今月のお勧め珈琲は…
コスタリカ スプリングバレーマウンテン。マイナーな豆です。が、当店では一番人気の珈琲豆。
なぜ?なぜ人気なのか。私にもよくわかりません。苦味を抑えた、バランスのよい豆です。口コミで広がったようです。価格もリーズナブル。通常価350円(100g)も安いのですが、今月は、なんと330円。
他の店で、こんな価格がだせるでしょうか?あれば教えてください。「ああ、そうですか」と言います。