物事を決めるとき、古代ギリシャでは、直接民主主義で、論議を経たのち、採決で‥というのがルールだった。
これは、現在まで民主主義的な決定方法のルールとして直接か間接かの違いはあっても変わっていない。
しかし、古代ギリシャでは、ある案件に短時間で全員が「賛成」あるいは「反対」となった時には、その案件を保留にするというルールがあった。これは十分な論議が尽くされていない、あるいは参加者が十分考察し意見を述べ合っていないと考えられたからだ。
これは、時間はかかるが素晴らしいルールのように思う。
逆に、今の日本では、早く結論を出すことばかりが求められている。少数意見を切り捨て、従わない者には厳罰や恐怖を与える。早く全員一致(少数意見は排除し)を‥と求めている。
マスコミも煽る、電力不足だから原発の稼動を‥。財政不足だから消費税の引き上げを‥。国際社会から乗り遅れるからTPPの承認を‥。
本当に電力不足?消費税を上げたら、単純に税収は増えるのか?TPP加入で日本に利益はある?
疑問は持たず、賛成しろか??北の国を笑えなくなりそうだ。